出版社内容情報
シリーズ累計50万部を超えるショートショートの人気アンソロジーシリーズ「ひと駅ストーリー」と「10分間ミステリー」シリーズのベストセレクションです。今回のテーマは、SF設定の入った“少し不思議な感動物語”。中山七里(『さよならドビュッシー』)、乾緑郎(『完全なる首長竜の日』)、佐藤青南(「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズ)、友井羊(『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん』)ら人気作家の作品を含む心にしみる不思議な話、全25選です。
内容説明
大人気の「ひと駅ストーリー」&「10分間ミステリー」シリーズからついほろりとして“心にしみる話”を厳選!意外なラストが心地よい和尚の名推理「盆帰り」中山七里、あまりに哀切な精霊流しの夜を描く「精霊流し」佐藤青南、すべてを失った若者と伊勢神宮へ向かう途中の白犬との出会い「おかげ犬」乾緑郎、忍者の走りが謎の感動を呼ぶ「忍者☆車窓ラン」友井羊など、5分で感動の25作品!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りゅう☆
93
「心にしみる」からだろうか、「死」が絡む物語が多かった。確かに死と向かい合うのはツラい。でもそこから生じる優しさに「ほろり」ということかな。『5分で読める』シリーズからの抜粋だったので、ほとんど既読でしたが…(^^;)入り込めない物語があるのは仕方ないとして、雪男誕生秘話の『ある雪男の物語/巧未司』、いつもと同じ電車だったら…『二本早い電車で。/森川楓子』、人生の岐路に立った時に出会った少女の正体とは?『揺れる最終電車/巧未司』がよかった。そして『精霊流し/佐藤青南』は何度読んでも切なくて泣きそうになる。2018/05/03
ささみ@超低ログイン中です、ゴメンナサイ
37
『わらしべ長者スピンオフ』が笑える。どれも面白かった。2017-462017/06/16
おれんじぺこ♪(16年生)
28
不思議なもの、ハッとするもの、ホロリとするもの、アンソロジーならではの楽しさが味わえる一冊。2019/03/23
けい子
18
20人越えの作家さんによる5分くらいで読める短編集。タイトル通り「心にしみる」話や「不思議な」話がたくさんありましたが、「イヤミス」な要素が所々含まれている話も多く、一冊で充分楽しめました。2018/04/16
のりすけ
17
遠藤浅蜊さん目当てで読む。こういう超短編集はうまい人とそうでもない人の差が歴然としちゃうなぁ。いい意味で「なんじゃこりゃ」と思ったのが『わらしべ長者スピンオフ』だってばよ。ほかの作品も探してみるっす。しかしこの短編集は『忍者☆車窓ラン』が全部持って行ってしまったような気がするでござる。脳内ビジュアルが無茶苦茶鮮明に浮かんできて、疾走する忍者、バトゥする忍者、伊賀の影丸が現代にいたらこういう感じかしらんニンニン。伊賀の影丸て…。2021/03/27