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宝島社文庫
この時代小説がすごい!時代小説傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800262288
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

毎年、時代小説の年間ランキングを選んできた『この時代小説がすごい! 』。その選者たちが短編時代小説のオールタイムベストテンを選出。日本のすべての短編時代小説から最も面白く、かつ現代の読者に読んでほしいと願うランキング上位作品5編を収録した珠玉の名作アンソロジーが登場します。 収録作品は「国を蹴った男」伊東潤、「赦免花は散った」笹沢左保、「錯乱」池波正太郎、「笊ノ目万兵衛門外へ」山田風太郎、「直江山城守」坂口安吾です。

内容説明

毎年、時代小説の年間ランキングを発表してきた『この時代小説がすごい!』。時代小説読みのプロであるその選者たちが、今回短編時代小説のオールタイムベストテンを選出。日本のすべての短編時代小説から最も面白く、かつ現代の読者に読んでほしいと願うランキング第1位の「国を蹴った男」(伊東潤)をはじめ第5位までの作品を収録。時代小説を代表する名作短編が揃うアンソロジー!

著者等紹介

伊東潤[イトウジュン]
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。外資系企業勤務後、文筆業に転じ、歴史小説や歴史に材を取った作品を相次いで発表している。『国を蹴った男』で第34回吉川英治文学新人賞を受賞。『黒南風の海加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』で第1回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。『義烈千秋天狗党西へ』で第2回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。『巨鯨の海』で第4回山田風太郎賞及び第1回高校生直木賞を受賞。また『巨鯨の海』は『この時代小説がすごい!2014年版』の単行本ランキング1位獲得作品でもある。『峠越え』で第20回中山義秀文学賞を受賞

笹沢左保[ササザワサホ]
1930年生まれ、神奈川県出身。1960年に『招かれざる客』が江戸川乱歩賞次席となり、作家生活に入る。翌年『人喰い』で日本探偵作家クラブ賞を受賞。本格推理からサスペンス、時代小説まで多数の作品を手がける。「木枯し紋次郎」シリーズはテレビ化もされ大ヒットとなる。1999年、第3回日本ミステリー文学大賞を受賞。2002年逝去

池波正太郎[イケナミショウタロウ]
1923年、東京都生まれ。1955年、東京都職員を退職し、作家生活に入る。新国劇の舞台で多くの戯曲を発表し、1960年、「錯乱」で第43回直木賞を受賞。1977年、第11回吉川英治文学賞を『鬼平犯科帳』その他により受賞する。1988年、第36回菊池寛賞を受賞。1990年逝去

山田風太郎[ヤマダフウタロウ]
1922年、兵庫県生まれ。東京医科大学卒業。1947年、『宝石』新人募集に応募した「達磨峠の事件」でデビュー。1949年、「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で第2回探偵作家クラブ賞短編賞を受賞。その後、『甲賀忍法帖』をはじめとした「忍法帖」シリーズなどを精力的に発表した。2000年、第4回日本ミステリー文学大賞受賞。2001年逝去

坂口安吾[サカグチアンゴ]
1906年、新潟県生まれ。東洋大学卒業。1930年、同人雑誌『言葉』を創刊、翌年6月に発表した「風博士」を牧野信一に絶賛され、文壇の注目を浴びる。1946年、「堕落論」「白痴」の発表により、新文学の旗手として脚光を浴びる。1955年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けやき

51
山風の「笊ノ目万兵衛門外へ」はやっぱりグッとくるね。伊藤潤さんの今川氏真を描いた「国を蹴った男」、笹沢佐保さんの木枯し紋次郎の第一作の「赦免花は散った」はともに未読でしたし、とても楽しめました。2016/11/23

baba

35
伊東氏「国を蹴った男」は既読でしたが改めて楽しめました。笹沢氏「赦免花は散った」は名前だけ知っている木枯し紋次郎の悲しい話し。池波氏「錯乱」は大阪の陣で散らずに徳川家に残った真田昌幸の苦悩が伝わる。「直江山城守」は坂口氏の直江兼続への愛が語られる。どれも面白く読了。2016/11/22

有理数

24
各投票者が10作品ずつ選出し、それぞれの投票を集計して選び抜いた、時代小説のオールタイムベストアンソロジー。正直に言うと「オールタイムベスト」とするには投票者が24人は少なく過ぎるのでは……と思わなくもないのですが、それでも選ばれた作品だけあって収録作は軒並みとても面白かった。素晴らしい。特に笹沢「赦免花は散った」池波「錯乱」山風「笊ノ目万兵衛門外へ」がお気に入り。島流しの刑、相続争い、攘夷運動等、時代の激流やしがらみの中に生きる人間の信念や業を暴き出す企みと筆致、切なさ、生き様。助けて、語彙が足りない。2016/12/11

のぼる

17
苦手だが読みたい時代小説の新規開拓目的。よく読む伊東さんのは既読。残る4人の大御所は今さらながらの初読み。笹沢さんは昔懐かしの木枯らし紋次郎。池波さんは直木賞授賞作。どちらも読みやすく面白かった。山田さん、坂口さんのは今回のところは自分には合わず。まだまだ知識も足らず、修行も足らず。2017/02/20

ツキノ

13
オールタイムベスト5とあって、骨太の作品ばかり。特に「笊ノ目万兵衛門外へ」が凄すぎた。3行あらすじ、選者のコメントもいい。読めてよかったアンソロジー。2016/12/16

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