宝島社新書
広島カープ最強伝説の幕開け

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800262110
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

出版社内容情報

今季はエースの前田健太がメジャーへ流出したこともあり、開幕前のカープに対する下馬評は決して高いものではなかった。しかし、新井貴浩の2000本安打、黒田博樹の日米通算200勝など、偉大な記録が相次いで達成される中、カープは25年ぶりの優勝を果たした。そんなカープについて、生え抜きのOBとして人気が高い大野豊氏と野村謙二郎氏が、カープ黄金時代との比較や、今季の躍進の秘密について詳しく解説する。

内容説明

今季は絶対的エースだった前田健太がメジャーへ流出したこともあり、開幕前のカープに対する下馬評は決して高いものではなかった。しかし、新井貴浩の2000本安打、黒田博樹の日米通算200勝など、偉大な記録が相次いで達成されるなか、カープは25年ぶりのリーグ優勝を果たした。今季は「逆転のカープ」といわれるほど逆転勝ちが多く、最後まで諦めずに戦う姿に、ファンも熱狂した。そんなカープについて、生え抜きのOBとして人気が高い投打のレジェンド、大野豊氏と野村謙二郎氏が、往年のカープ黄金時代との比較や、今季の躍進の秘密、これからのカープについて、詳しく分析・解説する。

目次

第1章 2016年、カープ優勝の要因―大野豊の視点 リリーフ陣の整備と勝利の方程式の確立(悔しいシーズンだった2015年;新井貴浩と黒田博樹が揃って偉業を達成 ほか)
第2章 カープの過去・現在・未来―大野豊の場合 過去の優勝経験から見えてくるもの(津田恒実の病気でチームがひとつになった;薄氷を踏む思いで連続セーブ新記録を達成 ほか)
第3章 2016年、カープ優勝の要因―野村謙二郎の視点 1~3番の固定化による打線のつながり(前評判が低い中、カープを1位に予想した理由;スタートからネジがいいほうにハマる ほか)
第4章 カープの過去・現在・未来―野村謙二郎の場合 監督時代の選手が育ち、理想のチームへ(全てショートゴロをさばき日本新記録をアシスト;選手だけのミーティングで気持ちがひとつになった ほか)
スペシャル対談 大野豊×野村謙二郎(今年最大のポイントは8月7日の試合;グラウンド以外でのつき合いもあった2人 ほか)

著者等紹介

大野豊[オオノユタカ]
1955年、島根県生まれ。出雲商業高校から出雲市信用組合(軟式野球)を経て、77年にテストを受け広島東洋カープに入団。“七色の変化球”を駆使し、88年に最優秀防御率のタイトルを獲得、沢村賞も受賞。91年には最優秀救援投手となる。97年にセ・リーグ最年長完封勝利(当時)を達成し、42歳で再び最優秀防御率のタイトルを獲得。98年限りで現役引退。99年に広島東洋カープの投手コーチを務めたあと、2000年からNHKの野球解説者に

野村謙二郎[ノムラケンジロウ]
1966年、大分県生まれ。佐伯鶴城高校から駒澤大学に進学。大学4年時にはソウルオリンピックに野球日本代表として出場し、銀メダルを獲得。88年のドラフト1位で広島東洋カープに入団。90年に盗塁王のタイトルを獲得し、翌91年には2年連続盗塁王のタイトルを獲得、ベストナインにも選ばれリーグ優勝に貢献。95年には打率.315、32本塁打、30盗塁をマークし、史上6人目のトリプルスリーを達成した。2005年に通算2000本安打を達成し、その年限りで現役引退。その後、野球解説者を経て、10年に広島東洋カープの監督に就任。現在は再び野球解説者として活躍中。16年8月にメジャーリーグ、カンザスシティ・ロイヤルズの編成部門アドバイザーに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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再び読書

38
猛烈時代の二人が、今やさらなる連覇の可能性を秘めるカープの新たな黄金時代を語る。このチームは昨今のFAによる安易な補強に頼らない芯のしっかりした成長を見せつけた。未だに金満補強に頼った精神的に脆弱な巨人、一歩間違えばその後を辿る危険性が感じる阪神も、心してペナントを争って欲しい。2チームに見られない明るさがカープには感じられる。しかしながら、猛烈カープもやり方を変えざるを得ないと野村氏が語っているが、時代が変わった事をこのチームが証明してくれている。今年の日本シリーズでの対戦が楽しみだったが残念でした。2017/11/17

ナラサン

6
まーたこんなん出しちゃって、カープ調子のってるって言われちゃうんだよ。で、ほいほい買っちゃってにやにやしながら読んじゃうからカープファン調子こいてるって言われちゃうんだよ。でもさ、25年ぶりだよ?25年待ったんだから、もうちょっとだけ余韻にひたらせてください(涙)2016/11/23

まわる

5
大野さんの言うように、キャッチャーの世代交代が問題なんだよね。かく言う、石原も倉がいた時にはおんなじ感じであったからなぁ。守備の倉、打撃の石原。楽観視はしていないけれど、これからもカープはもっと強くなるって期待している。2017/01/26

neconeconeco

3
カープの投打のレジェンド大野豊&野村謙二郎による著書。生え抜きで指導者経験もある二人だからこそ、言葉に重みがある。チームには、外からでは分からない事情や様々な人間模様があった。監督が、コーチが、選手が体現してきた伝統が結実したからこそ、2016年の優勝だったんだな~。この時のために培われ、受け継がれてきた色んな意味での"繋ぐ"野球。マスコミ頼みでは知り得なかった真実や選手間交流の小咄も興味深かった。結果がすべての世界だが、一つの白星には見えない幾多の献身がある。小窪キャプテンありがとう。そして頑張れ福井!2017/06/14

kabeo

2
25年間優勝していなかったって気づかなかったが、思い起こせば、FAによる選手流出など低迷していた時期も長かった。その間もコンスタントにいい選手を輩出し球界に貢献していたと思う。カープ女子など、人気も全国的に盛り上がっているし、相変わらずいい選手を育てているので黄金時代が続きそうな気がします(というか、セリーグの他球団が弱すぎるのか?)。2018/07/22

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