出版社内容情報
浄土真宗の開祖・親鸞が世に残した「生きる勇気がわいてくる金言」を100本集め、一挙紹介する書籍です。 「内面を見つめる」「救われる喜び」「力強く生きる」「人とのつながり」「老いの苦悩」「他力の教え」など、いつの時代にも共通する悩みを、すっきり解消してくれる珠玉の言葉がめじろ押しです。「悪人正機」を唱え、悩み続けた親鸞だからこそ口にできた重みのある言葉の数々を、テレビでもおなじみの著者がご紹介します。『田中角栄100の言葉』をはじめとする『100の言葉』シリーズの一冊です。
内容説明
いかに外面を繕い知性を表象しても内面は虚仮なのだ、というのが親鸞の立ち位置であった。信心の喜びを語り内面に潜む影を吐露する。人生の窮地に陥ったとき光明が見つかる言葉集。
目次
第1章 親鸞聖人の立脚点
第2章 内面を見つめる
第3章 救われる喜び
第4章 力強く生きる
第5章 人とのつながり
第6章 老いの苦悩
第7章 他力の教え
著者等紹介
釈徹宗[シャクテッシュウ]
如来寺住職、相愛大学教授。1961年、大阪府生まれ。龍谷大学大学院博士課程、大阪府立大学大学院博士課程修了。NPO法人リライフ代表も務め、認知症高齢者のためのグループホームも運営する。専門は比較宗教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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西
22
親鸞さんの人間味が興味深い。自分がちっぽけな者であることを忘れないように常に戒めている感じ。恐らく周りからしたらそこまで謙虚にならなくても、という感じだろうが、本人はそこを強く戒めている。それだけの後悔することが何かあったのだろうか。恐れ多いけど、人として興味がある2019/10/27
ホシ
11
右頁に親鸞の言葉と現代語訳、左頁に解説と真宗関連の名跡・資料を載せる。分量は多く ないが、入門書ではない。親鸞思想の核心部分をコンパクトにまとめた印象。以下、特に印象に残ったものをば。”ああ、弘誓の強縁、多生にも値ひがたく、真実の浄信、億劫にも獲がたし。たまたま行信を獲ば、遠く宿縁を慶べ” ”摂はものの逃ぐるを追はへとるなり” ”罪障功徳の体となる こほりとみづのごとくにて こほりおほきにみづおほし さはりおほきに徳おほし”2017/07/24