出版社内容情報
ルノワールの『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』、レオナルド・ダ・ヴィンチ『モナ・リザ/最後の晩餐』、ムンク『叫び』、ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』……西洋美術の意外と知られていない作品の見どころを解説。また、美術史を築いた巨匠たちの意外なエピソードなど、教養として西洋美術を楽しく学ぶための基礎知識を、作品やイラストを使いながらオールカラーでわかりやすく紹介します。
内容説明
鑑賞が何倍もおもしろくなる!楽しく学べる西洋美術講座。名画にまつわるエピソードや巨匠たちの生涯を図解やイラストでわかりやすく解説!
目次
第1章 知れば何倍も楽しい!西洋美術の「基礎知識」(単なる「美しい絵」じゃない!そもそも西洋美術ってどういうもの?;西洋美術を学ぶことは過去を学ぶことの重要な手がかり ほか)
第2章 作品の見方が劇的に変わる!「鑑賞術」(大事なことは3つだけ!鑑賞が楽しくなるワンランク上の鑑賞術;見る人の視線までをも計算 遠近法を活かした教会空間の壁画 ほか)
第3章 美術史の栄光を築いた「巨匠」と「名作」(タブーからブームへ!ルネサンスが復活させたヴィーナス;世界中でその名を知られる『モナ・リザ』とは一体何者なのか? ほか)
第4章 「西洋美術史」とその時代背景(12~15世紀のゴシックは“ゴスロリ”の元祖だった!?;リアルで立体的な西洋美術が15世紀にルネッサ~ンス(再生)! ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Taka
41
図書館で立ち読みに近い形でサラッと流し読み。さて美術館に行ってきます!2018/01/28
shomma
11
GEOで売ってたのでなんとなく買っていた本。美術(絵画)の歴史を学んだことはなかったので、ははーんこういうもんか、と概観するのにいい本だった。美術館で古典的名画を見るとぴんと来る、ということがあまりないのだけれど、西洋美術は「読むもの」と考えよう、というシンプルなコンセプトに沿った本らしく、そんな人でも読みやすい。後半、新古典主義、ロマン主義、象徴主義、印象主義……等々は進歩や多様化でもあったろうけれど、その話を読んでいると、ある種の反復、らせん運動のような印象も受けた2017/01/22
もっひぃ
8
教養として美術を学ぼうと思い、以前買ったこの本を手に取った。面白い。絵画の見方、例えば聖書関連の絵なら鍵を持つのが聖ペテロ、財布を持ってたらユダ、神話関係なら孔雀の近くにいるのはヘラ、など。いくつかの絵を検索してみたが見事当てはまる。他には美術史の変遷や豆知識が載っている。豆知識が人に言いたくなる。例えばムンクの『叫び』はあの人は叫んでなくて、叫びを聞くまいと耳をふさいでいる、とかレンブラントの『夜警』は本当は夜ではなくタイトルも本来のものとは違うなど。カラヴァッジョ好き。ミレイの『オフィーリア』素敵。2017/02/13
P-man
3
なんだろう、間違ったことは何も書いてないんだけど同じ絵が後でもう1つ出てきたり例えばルーベンスのルの字も出てこなかったり、これ一冊で大丈夫とは言えないクオリティ。なんかフワフワしてんなと思って著者のところ見たら、いろんな人の集合体なのね……。参考文献も少ないし……。2016/07/25
ほんのうさぎ
2
山田五郎のyoutubeで西洋美術に少し興味が出た。山田五郎解説で知っていたのもあって読みやすかった。「西洋美術は読むもの」「現代日本はやたら感性で美術を見がち」には目からウロコ。歴史や宗教の知識でもって読み解く、なんて見方は確かに教わってない。2021/06/21