宝島社文庫
古書街キネマの案内人―おもいで映画の謎、解き明かします

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800251763
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

東京・神田神保町。世界最大級の書店街であるこの街の裏路地には、小さな映画館『神保町オデヲン』がある。シネコンとは趣のまったく違う、古い映画をテーマ別に上映する名画座だ。大学生の多比良龍司は、ここで出会った女性・六浦すばるに惹かれてバイトを始める。彼女は映画にまつわる悩みを解決する“古書街キネマの案内人”。映画の感動と興奮、その思い出が人と人を繋いでいく。これは小さな映画館で起こる、どこか温かく懐かしい物語だ。

内容説明

東京・神田神保町。世界最大級の書店街であるこの街の裏路地には、小さな名画座『神保町オデヲン』がある。大学生の多比良龍司は、そこで出会った女性・六浦すばるに惹かれてバイトを始めることにした。彼女は映画にまつわる悩みを聞いて解決する“案内人”なのだった。映画の感動と興奮、その“おもいで”が人と人を繋いでいく。これは小さな名画座で巻き起こる、どこか温かく懐かしい物語。

著者等紹介

大泉貴[オオイズミタカシ]
1987年生まれ。第1回『このライトノベルがすごい!』大賞・大賞を受賞、『ランジーン×コード』にて2010年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

127
この本は非常に映画好きにとってはたまらない本だと思います。4つの話が入っていますがどれも映画のうんちくが入っていてそれとミステリーがらみの事件があるという感じで、この手の本としてはビブリア古書堂と似ている感じがしました。場所も神保町ですが、どちらかというと飯田橋銀映に似ている感じです。私は神保町ですと岩波映画にはよく行っているのですが。続きが出てくれればと思います。2016/04/21

よっち

44
神保町の小さな名画座『神保町オデヲン』案内人・六浦すばる。彼女に惹かれた大学生の多比良龍司がそこでバイトを始め、様々な映画やお客さんたちと出会い成長してゆく物語。最初は特に映画好きなわけでもない素人だった龍司が、真摯に仕事に取り組む六浦さんや仲間たちの存在に刺激を受けながら馴染んでゆき、映画館を訪れるお客さんたちと心の通ったやり取りをしたり、それに過去の名作の裏事情や時代が変わりつつある中での名画座の現在地なども語られていてなかなか良かったですね。マニアックな解説と読みやすさをうまく同居させたお話でした。2016/04/05

星野流人

19
古書街に佇む名画座にて、かつての偉大なる名作映画の数々にまつわる不思議な出来事や事件を解決してくるライトミステリ作品。最近流行りのと言ってしまえばそれまでの職業型ライトミステリですが、観たことがあるような身近な映画作品や、ほとんど知らない隠れた逸品が出てきたりと、テーマ的には楽しく読むことができました。物語としても、主人公の伯父の想いを時を経て知ることができたり、あるいは辛い思い出と共にあった時代の美しい映画を探し当てたりと非常におもしろかったです。 7/10点2016/04/29

くろねこ

17
最初は映画知識を知ったかしようとする主人公に好感が持てずにいたけど、仕事はちゃんとするタイプだったのでまぁよし、ってなってからは割とするする読めた。 もっと映画メインかなって思ったけど、意外と謎解きへの比重もあって蘊蓄も過剰じゃなく読みやすかった。 めちゃめちゃ端役の口悪イケメン三枝さんが好き。2021/04/24

紅羽

15
神保町にある名画座「神保町オデヲン」。この小さな映画館で起こるちょっと不思議な事件を解くミステリアスな案内人、六浦すばるさん。そんな彼女に惹かれ、バイトを始める多比良龍司くん。二人が挑む四つの事件は、どこか懐かしくて温かみを感じます。時代と共に失われていくものを大切に扱う人たちの温もりを感じる作品でした。2016/03/19

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