宝島社文庫<br> いなくなった私へ

個数:
電子版価格
¥792
  • 電書あり

宝島社文庫
いなくなった私へ

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月19日 15時09分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 491p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800251176
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

第13回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作、文庫化です! 人気シンガーソングライターの上条梨乃は、ある朝、渋谷のゴミ捨て場で目を覚ました。誰も彼女の正体に気づく様子はなく、さらに街頭に流れる梨乃の自殺を報じたニュースに、梨乃は呆然とした。自分は本当に死んだのか? それなら、ここにいる自分は何者なのか? そんな中、大学生の優斗だけが梨乃の正体に気づいて声をかけてきた。 梨乃は優斗と行動を共にするようになり、やがてもう一人、梨乃を梨乃だと認識できる少年・樹に出会う……。 自殺の意思などなかった梨乃が、死に至った経緯。そして生きている梨乃の顔を見ても、わずかな者を除いて、誰も彼女だと気づかないという奇妙な現象を、梨乃と優斗、樹の三人が追う。

内容説明

人気絶頂のシンガーソングライター・上条梨乃はある朝、渋谷のゴミ捨て場で目を覚ます。昨夜からの記憶がなく、素顔をさらしているのに誰からも上条梨乃と認識されない状況に戸惑う。さらに街頭ビジョンには、上条梨乃が自殺したというニュースが流れており…。梨乃は自分を上条梨乃と認識できる青年・優斗らの力を借り、自らの死について調べだす。第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作!

著者等紹介

辻堂ゆめ[ツジドウユメ]
1992年生まれ。神奈川県藤沢市辻堂出身。第13回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞し、2015年『いなくなった私へ』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソルティ

261
おもしろい!一気読み。ミステリーなんだけどそれだけじゃ終わらない、心に残るものがある。登場人物みんないい人で清々しい。転生して違う人生を歩むのってどうなんだろう。樹の今後が心配ではある。学校にも行かなきゃいけないし。世の中こんな人情が溢れてたらいいのにな。恋心、その応え方も、純粋で真摯でいい。嫉妬心は分からなくはないけどそんなことしても相手の気持ちは変えられないのに、と思う。「「上条梨乃はさ、人が好きなんだよ。(中略)自分の感情に嘘をつかないんだ。(中略)優しいっていうのとはまた違うんだよ。(後略)」」2019/02/10

utinopoti27

223
『十の輪をくぐる』の完成度があまりにも高かったので、この作家のデビュー作に手を伸ばしてみた。2014年【このミス大賞】優秀賞を受賞したこの作品は、輪廻転生を利用した青春ミステリだ。カルト教団が絡む超常現象の存在を前提として、自分が死んだ真相に迫るというもの。たしかに斬新な設定ではあるが、プロットの甘さだったり、ミステリにしては安易な建付けだったりと、けして出来の良い作品とは思えない。それだけに、彼女の短期間での成長ぶりは、まさに驚異的としか言いようがないのだ。【辻堂ゆめ】今最も注目したい作家である。2021/04/13

しんたろー

214
『あの日の交換日記』が凄く良かったので2冊目はデビュー作を…最近の流行り?とも思える特殊設定ミステリなのだが青春ファンタジーとも言える内容は著者らしい優しさが散りばめられていて好感。正直言って、ミステリとしては粗さが目立つし、先の展開も読めてしまう。また、主人公・梨乃が純粋過ぎて少々イライラもしたが、それは情愛を丁寧に執筆しているからとも思えた。ジャンルとして奇抜な佳作を連発した方丈貴恵さんに軍配が上がるが、心情描写は辻堂さんの高いセンスが光っている。音楽と友情を上手く絡めて、熱くしてくれたのも良かった。2021/04/26

ちょこまーぶる

200
ページを捲るスピードが速かった一冊でした。現存しているシンガーソングライターの人とこの本の主人公梨乃を重ね合わせながら読み進めました。本来、ちょっとファンタジーっぽい内容は苦手なんですが、全くそんな感じは感じずに出来れば一気読みをしたいぐらいの気持ちになりましたね。梨乃・優斗・樹の3人がそれぞれに過去の自分と今の自分の存在価値のようなものを見つけ出し行くプロセスを共に追って行くことにこの本の面白さがあるように思いました。誰もが過去と現在の時の流れの中で多少の葛藤をしながら生き続けいると思うからな。2018/08/11

mariya926

119
うわぁ。2度も泣いてしまいました。「このミス」はやっぱりハズレが少ないですし、最近読友さんたちに推されている作家さんだからか、本当にやられてしまいました。というか、難しい設定なのに説明がちゃんとされていますし、主人公も共感してしまう性格なので言うことなしです。この作家さんの本をもっと読んでみたいです。2023/12/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10279266
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。