内容説明
29日と12時間44分でひとめぐりする月の不思議。新月、三日月、上弦の月、満月、十六夜、下弦の月、有明月…。月とこよみ、月と地球、月と人間の深い関係がわかる本。
目次
第1章 月の基本(月の基礎知識(こよみと月;月齢;月のプロフィール))
第2章 月の満ち欠け(月の満ち欠けインデックス;1日目の月 新月;2日目の月 繊月 ほか)
第3章 月のおはなし(潮の満ち引き;閏月と二十四節気・七十二候;日食と月食の不思議 ほか)
巻末特典 月の満ち欠け早見表
著者等紹介
林完次[ハヤシカンジ]
1945年、東京生まれ。写真家、天文作家。日本天文学会などに所属。星や月などの天体を地上の風景とともに写した叙情的な作品で独自の世界観を築く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜子
17
月の満ち欠けの名前や説明が1番楽しかった。所々にある月の写真も魅力的。林完次さんの本で一冊読みたいものがあるけどなかなか見つからないのよね。。暦っていいですね。時計なんてない時を過ごしていた人達すごいなぁと沁み沁み。2017/08/16
Marie
2
落ち着く本。月の満ち欠け、朔望月による暦、「太陰暦」でカレンダーを数えてみると、身体に馴染んでいた太陽暦との違い、ズレが実感できた。こよみ上の、美しい月の名前が目新しく思えるように、置いてきてしまっていた何かの存在を知る。そして「二十四節気」「七十二候」は最近よく目にするのだが、これは太陽の運行をもとに割り出されているので、いまのカレンダーとずれることがないとか。こちらは、法則のずれでなく、時代・文化のずれなんでしょうね、新鮮なのは。元々は中国由来なので、江戸時代に渋川春海が「本朝七十二候」に改訂したそう2021/05/29
じゅんじゅん
2
1日1日形を変える月。月自体は変わっていないのにね。やっぱり、人の人生とリンクする気がします。写真も美しくて、手元に置いておいて何度でも見たくなる一冊。月は本当に良い❗2017/07/30
mercury
2
写真がたくさんあって良い。月の満ち欠けの説明とその写真も好き。ただ、新月の写真はどこに月がいるのかわからない。 かぐや姫の話は要らないからもっと二十四節気、七十二候について詳しく説明してほしかった。2016/06/09
鰍メバル
2
太陽、月、地球の位置関係や日本人の月への深い思いなんかがよくわかる本です。月って何にも食べな~いのに太っていくの~。子供の疑問にも答えられそう。2016/01/12