出版社内容情報
弱体化するセ・リーグの原因とは? 巨人と阪神中心主義が野球をダメにした! 7月、ついに珍事が起きた。セ・リーグの全球団が負け越しているという、プロ野球史はじまって以来の事態となりました。理由は交流戦での大敗。セの6球団がパ勢に44勝61敗3分という結果に終わったため、ペナントレースの半分を消化し終えたところでこのような数字になったわけです。そこで危機感を持ったセパの監督経験のある野村氏が、「なぜセパの格差が近年これだけ大きくなり、セ・リーグが弱くなったのか」について、バッテリー論、球団の体質など、あらゆる側面から分析、その改善案を緊急提言します。
内容説明
2005年にセ・パ交流戦が始まって以降、09年以外すべてパ・リーグが勝ち越している。15年も61勝44敗3分で圧倒的にパ・リーグが勝ち越し、セ・リーグは阪神が10勝8敗とかろうじて勝ち越しただけであった。このようにすっかり弱くなってしまったセ・リーグだが、いったいその原因はどこにあるのか?そして、この苦境を脱却するにはどうしたらいいのか?本書では、“セ界恐慌”ともいえるこの歪んだ状況を、球界きっての論客である野村克也が鋭く分析・解説する。セ・パ両リーグで監督を経験し、両リーグのことを熟知している著者だからこその視点で大胆に語りつくす。
目次
第1章 セ・リーグ非常事態宣言(巨人の野球賭博は原辰徳監督の教育の至らなさ;巨人、阪神のV逸は「不思議の負けなし」 ほか)
第2章 セ・リーグがパ・リーグに勝てない理由(交流戦はDH制のないセ・リーグが強くないとおかしい;CSは大反対、日本シリーズは別の呼び名を ほか)
第3章 問題だらけのセ・リーグ捕手事情(規定打席到達のキャッチャーがいないのは野球が乱れている証拠;阿部慎之助がなぜ一塁コンバートを受け入れたのか理解できない ほか)
第4章 パ・リーグにも潜んでいる問題点(ソフトバンクが凄いのは孫正義オーナーの力量;独走Vのソフトバンク・工藤公康監督は軽すぎる ほか)
第5章 セ・リーグへ、そしてプロ野球への提言(清宮幸太郎はもっと豪快なバッティングをしてほしい;オコエ瑠偉はあらゆる可能性を試してほしい ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
再び読書
Kaz
たーくん
anken99