宝島社文庫<br> 既読スルーは死をまねく

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宝島社文庫
既読スルーは死をまねく

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  • サイズ 文庫判/ページ数 338p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800245601
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

無料コミュニケーションアプリ「サークル」が流行っている。まりあが入った剣道部も同様で、アプリで様々なやりとりをする。だが、「ある人物」の話はしないのが暗黙のルールだ。ある日、万引き現場を盗撮された部員の静代は、撮影者から部員全員のアカウントを要求される。さらに部員の一人が何者かに撲殺されてしまう!まりあたちは犯人と目される人物とコンタクトをとろうとするが―。

著者等紹介

堀内公太郎[ホリウチコウタロウ]
1972年3月生まれ、三重県出身。早稲田大学政治経済学部卒業。『公開処刑人 森のくまさん』にて第10回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ナイスネイチャ

208
図書館本。今の若い世代には当たり前のLINEが題材作品。しかも問題になってるSNSでのイジメが日常茶飯事な感じも上手く描かれてました。ただ数年後SNSを題材にしたこの作品の舞台はもう過去の遺物となってるんだろうなと。2015/12/01

nobby

108
うーん、読みやすいけど、それだけという感じ…定番の章間描写を掲示板からLINEにしたり、その“既読スルー”からの少年少女の事件を交えたりは興味深いが、ミステリーとしてのヒネリはあまり感じられず。登場人物ほとんどに嫌悪感ばかりで、最後に巻き込まれるのもちょっとチープ。『森くま』や『ポテト』などでの伏線や毒吐きやらの期待から、ちょっと平坦過ぎて残念が強かった。2015/12/02

だんじろー

92
犯人については想定内。消去法でなんとなく絞られるかなあ、といったところ。それにしても、家に帰ってまで、部活仲間(先輩)からのLINEに素早く対応しなければならないなんて、今の高校生は大変なんだなあ。2016/09/18

Satomi

83
無料コミュニケーションアプリ「サークル」(LINE!?!?)を発端にしたイジメや事件。SNSが身近というよりも日常となっている今。当たり前のようにIDを訊ねられる。この物語でも部の連絡で使うからと先輩から半ば強制的にグループに登録させれられる。連絡を待ち、直ぐ返信しなければならない。なんてめんどくさいんだろう。そもそも既読スルーってそんなにいけない事なんだろうか。一方的な発信に見返を求めてはいけないと私は思う。それで人を傷つけるなんて有り得ない。今の子は大変ですな。2017/05/25

にいにい

79
郷土の作家堀内公太郎さんの作品。「公開処刑人 森のくまさん」、「公開処刑板 鬼女まつり」 などと同じSNS関連。今回は、LINEをモチーフに、「いじめ」や「なりすまし」など社会問題を軽い文体で読みやすくしている。便利なツールも使う人の人間性。仲間外れにならないように「既読、即返事」は、馬鹿らしくてしょうがない。登場人物にも魅力が少ないから、時間つぶしに軽く読むものかな?「見て見ぬふり」もテーマとしたかったんだろうけど、最後の画面だけじゃインパクト不足。更なるいじめの放置も救われないもう一工夫欲しい作品。2015/10/08

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