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宝島社文庫
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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800245106
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

一家の大黒柱として働く尋木遊、26歳。報われない日々に気力を失いかけていた遊はある日、神倉と名乗る初老の紳士からスカウトされる。神倉が遊に与えた仕事は、世間のあちらこちらでひっそりと生きる寂しい人びとにひととき寄り添う「過ごし相手」だった──。老父と暮らす独身女性。前科のある老人。引きこもりのオタク青年。ひとり娘の不在に苦しむ中年夫婦。さまざまな依頼者たちと出会うことで、人の弱さや強さに触れる遊。そのなかで、神倉や同僚の元風俗嬢・リリ、さらには家族、周囲の人びととの関係も少しずつ変化しはじめる――。世を拗ねた、でも根は優しい主人公が、思いがけない仕事に思いがけない才能を発揮し、活力を取り戻していく優しく力強い物語。

内容説明

報われない日々の生活に疲れ、気力を失いかけていた青年・葉山遊は、あるとき神倉と名乗る紳士から“伴い屋”にスカウトされる。孤独を抱える人たちの傍らにひとときだけ寄り添うその仕事に、初めこそ抵抗を覚えた遊であったが、神倉や同僚の元風俗嬢・リリと一緒に働くうち、家族や周囲の人々との関係、そして遊自身も少しずつ変わりはじめる―。心温まる、人と人との物語。

著者等紹介

沢木まひろ[サワキマヒロ]
1965年、東京都生まれ。青山学院大学文学部日本文学科卒業。2006年『But Beautiful』で第1回ダ・ヴィンチ文学賞優秀賞を受賞、2012年『最後の恋をあなたと』(宝島社)で第7回日本ラブストーリー大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cozicozy

53
書店で見かけて、購入してからちょっと時間が経っていますが、やっと読み進めました。限りなく怪しいお仕事にスカウトされてしまった主人公のみ彼。人それぞれに、人生があります。人は人に癒やされたり、頑張ろうとさる力をもらえたりするのだなぁと思います。物語が進むにつれて、主人公の成長が見て取れます。物語がリンクしているところもあり、ラストまで一気に引き込まれました。出来れば、続きが読みたいですね。主人公・遊君の家族、お父さんが主夫となって、家事全般、家族の食生活を担っています。性別なんて関係ないです。働ける者が働き2016/03/09

えりこんぐ

44
依頼人にそっと寄り添う『伴い屋』。主人公自身の家庭の問題や同僚の事情など、面白くてあっという間に読んでしまった。沢木まひろさん好きなんだけど、もうあまり書かれてないのかなぁ。。【積読39】2023/06/12

coco夏ko10角

30
こういうお店実際あるみたいだけど、頼む勇気はないなぁ。だからこの本で連絡して家に来てもらって自分の色んなことを喋る依頼人たちをすごいと思った。ラストもうちょっと先まで見たかった、どうなったんだろう…。2016/11/17

たぬ

29
☆3.5 あーもー! なんで恋愛を入れちゃうかなあ? 心の隙間を埋めるこの仕事(※某セールスマンかよ)、依頼主も遊たちも少しずつ前進していくさまがとてもいいなあ、厳しいこともあるけど人って温かいなあとほのぼのしてたのに。せめて片思いとか憧れ止まりならよかったんだけどな。2021/05/31

pachi

9
イッキ読み。読みやすくはありましたが、まあまあでした。結末は中途半端で神倉さんはこの先、どうなるのかよく分からない。元の家族かリリさんかどっちを選ぶんだろう?2016/08/21

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