出版社内容情報
シリーズ累計32万部突破！ 大人気のショートショート・アンソロジー「ひと駅ストーリー」シリーズ第７弾です。今回は「旅」にまつわる様々な話をお届けします。映画『渇き。』原作者の深町秋生や大藪春彦賞受賞・柚月裕子、アニメ化で話題『響け！ユーフォニアム』著者の武田綾乃、ドラマ『ドＳ刑事』原作者の七尾与史など、いまをときめく作家30名以上の豪華競演です！
内容説明
一話完結、一作５分で読める大人気のショートショート・アンソロジー第７弾。吹雪の中でひとりはぐれた盲目の旅芸者「影にそう」。北陸新幹線で楽しい旅行に出かけたはずだった「しらさぎ１４号の悪夢」。伊勢神宮へ向かう白犬に出会う「おかげ犬」。わらしべ長者の馬と屋敷を交換した男の運命「わらしべ長者スピンオフ」など、感動、恐怖、ユーモアまでバラエティに富んだ３９話を収録。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りゅう☆
88
こんな旅がしたいと思えるのを期待しつつも、特にコレという旅物語はなかったかな。予想外の結末に「なるほど」と思ったり、心温まったりなのもあったけど、最後まで入り込めないのもあったし。確かに「旅の話」で日常の一コマ話ではないけど。強いていえば、先が読めたけど後輩との今後にエールを送りたい『ホーリーグラウンド/英アタル』、伏線に気付いた時は笑えるオチの『開けてはならない/逢上央士』、願い叶うもちょっぴり切ない『雪色の恋/有沢真由』、グロから始まるもスカッとした『かわいい子には旅させよ/深町秋生』がよかった。2018/03/28
タイ子
50
一つの作品がどれも８ページ位なのでサクサク読めます。知らない作家さんが多い中、柚月裕子さんの時代物、瞽女の話は新鮮でしたね。旅の話集なので、列車の旅、未来の旅、不倫旅行、殺人旅行などなど、全てオチがついてるのでクスってなったり、ジーンときたり面白かったです。中でも、父親の車を函館まで不平タラタラで運転して目的地に着いた時に明らかになるオチと、余命短いおじいちゃんが見舞いにきた孫に書く伝言はいい言葉で涙腺が緩んでしまいました。2018/07/14
ぶんこ
49
ショート・ストーリーも2冊目を読み終え、こういった本は打ち止めでいいかな。私にとっては、せめて短編くらいの長さがないと、中々物語に入り込めないと悟りました。それでも柚月さん、影山さん、沢木さん、八木さん、乾さんの作品には心惹かれました。旅とうたってありますが、私の思っていたような旅の物語はごく僅かで、ほっこりというよりは、気持ち悪かったり、残酷だったりと苦手な作品の方が多かったです。2017/04/04
ささみ@超低ログイン中です、ゴメンナサイ
41
短編ばかりだったが意外と苦戦した。『旅』に纏わる色々なストーリー。中でも『旅立ちの日に』は良かった。18-442018/07/23
はるき
31
旅に纏わる超連作集。五分で読めると銘打つだけあって各話は短い。でも硬軟織り交ぜて色々読めるのでお得感あり。2016/05/17
