広岡浅子語録―女性の地位向上に尽くした「九転十起」の女傑

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784800242617
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

九州の炭鉱開発、門司税関の開設、銀行の経営、大同生命保険の創業、日本女子大学校の創立、大阪YWCAの創立などに尽力し、そして若き日の『赤毛のアン』村岡花子や女性活動家の市川房枝に薫陶を与えた広岡浅子!女性の権利が確立されていない明治期に実業の世界で成功するとともに、女性の権利・地位向上のために尽力した「九転十起」の女傑!NHK朝ドラ『あさが来た』主人公“あさ”のモデル広岡浅子の名言と波瀾万丈の人生。

目次

第1部 自らの人生を語る言葉(京都の豪商・三井家に生を受け、お転婆な少女時代を過ごす。;花嫁修業の邪魔と家人に本を奪われ、自我に目覚める。;親が決めた結婚相手、大坂の豪商・加島屋に嫁ぐ。;明治維新で傾いた加島屋を救うため、実業界に入ることを決意。;炭鉱業や銀行業など実業の世界に乗り込み、男勝りの経営者となる。 ほか)
第2部 印象的な言葉(男女差別の東洋思想に怒り、女性教育の必要性を訴える。;対外戦争に勝利し、事故が多発する時代。社会のゆるみにもの申す。;道理を無視し、贈収賄など不正義に与する政治家の堕落にもの申す。;社会事業や寄付などで社会に貢献する米国の大富豪を誉める。;「やりて」と「お人よし」を国家社会の厄介者と断言する。 ほか)

著者等紹介

菊地秀一[キクチシュウイチ]
東京都生まれ。作家、アウトドアライター、歴史研究家。日本温泉遺産を守る会運営委員/温泉の文化と安心を考える会世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪風のねこ@(=´ω`=)

64
時代の寵児、というよりは浅子の性格が時代に合ったのだと思う。ただ、こういった考えの女性は昔から居たのだと思うが、封建的な社会に封じ込められていたのだろう。その歪な社会が、明治維新によっていざ開かれてみると。外国の風刺画に表された醜い姿なのだと感じるな。後半も見所が多い。戦艦金剛発注時の贈収賄や英国同盟での同艦の貸与があったとか、なかなか興味深い。赤毛のアン訳者の村岡花子も出てくる。俄然読んでみたくなったね。2016/03/08

ぷれば

21
珍しく完走できた「あさが来た」。元気いっぱいのあさパワーは、朝にぴったりだったなぁと思う。一区切りつけるために読んだのが本書。生涯唯一の著書となった「一週一信」(大正七年、婦人週報社刊)を元に、解説と写真で振り返る広岡浅子。女性には学問はいらない…子供時代からの女性ゆえに感じた理不尽さをバネに、九転十起を座右の銘とし、時代を駆け抜けた女傑に感謝と尊敬を捧げたい。(時代が時代なら、こうしてお気軽に読書できなかったかも、ですからね)2016/04/04

退院した雨巫女。

4
《私ー図書館》今、「あさロス」中。朝ドラでは、描かれなかったあささんの老後の逸話がよかった。2016/04/08

rosetea

2
他の本と区別して売れるように語録と書かれていますが、ほとんど書かれていないのが残念。本の半ばほどで、広岡浅子が亡くなるので、時系列にしてほしかったなと思いました。史実とドラマは改めて違うことを確認しました。2016/02/29

りらくま

2
★★★広岡浅子について紹介された他の書籍を読んでから、本作品を読むという流れの方が、本作品にかかれている内容が掴みやすくなる。語録集かと思いきや、そこまで語録は出てこず、広岡浅子の生きた周辺環境について書かれている。2015/10/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9832644
  • ご注意事項

最近チェックした商品