宝島社文庫
このミステリーがすごい!三つの迷宮

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  • サイズ 文庫判/ページ数 260p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800242518
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

密室で大学教授が突然死を遂げた。果たして単なる病死なのか(喜多喜久「リケジョ探偵の謎解きラボ」)。海上で殺害されたデベロッパー企業の社長は、周囲の誰からも恨まれていた(中山七里「ポセイドンの罰」)。父親が連れ帰ってきた少年が、“冬”のない温かな家庭に影を落とす(降田天「冬、来たる」)。人気『このミステリーがすごい!』大賞作家3名の手による、書き下ろしミステリー・アンソロジー!

著者等紹介

喜多喜久[キタヨシヒサ]
1979年、徳島県生まれ。第9回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、『ラブ・ケミストリー』にて2011年デビュー。大手製薬会社に研究員として勤務

中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年、岐阜県生まれ。第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、『さよならドビュッシー』にて2010年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

106
最近本屋で見つけるまで存在すら知らなかった本だったが予想外に面白かった。掘り出し物。3篇の並びは計画的に決められたんだろうか。この順に読むのがベストだと思う。でも実はただの(著者名)五十音順だったりして・・・2016/06/09

りゅう☆

100
保険調査員江崎は恋心抱く大学助教久理子と化学的根拠の点から真相を解明するも、今後の二人の関係が気になる喜多喜久さん『リケジョ探偵の謎解きラボ』、殺された人物に同情の余地が全くないほど苛立ち覚え、イヤミスありきだが干物女刑事シリーズ化希望の中山七里さん『ポセイドンの罰』、3姉妹の弟に関する秘密と母への思いに惑わされ二転三転するもちゃんと着地して安堵した降田天さん『冬、来たる』。表紙を見たら本格的ミステリーという感じがしたが、どれも読みやすくちょっぴり切なさやラブなどもあり。ドラマ化してたのね。観てみたい。2017/04/30

papako

71
帯の樹木希林さんにひかれて。『リケジョ』シリーズなんですね。保険調査員、やっぱり高額な保険だときちんと調査しなきゃね。しかしすごい確率にかけた殺人だなぁ。『ポセイドンの罰』4人が犯人だよ!と思いながら読んでいて、違う可能性が提示されるかと思ったけど、そのまんまだった。遥子の動機があまくて残念。こちらもシリーズなのかしら。干物女ってフレーズには、聞き覚えがあるし。『冬、来たる』何故か読みづらかった。面白かったのに。1番良かったのに。何故だろう。2019/04/15

yu

58
中山さんを期待して読み始めた一冊だったが、初読みの降田さんがダントツでよかった。ミステリーとしては「?」かもしれないが、思わず涙。 ミステリー色が一番強いのは喜多さんの「リケジョ探偵の謎解きラボ」かな。中山さん作品はちょっと個人的に肩透かしをくらった感じ。 2015/12/27

もも

54
3人の作家さんによる短編集。それぞれ持ち味の違ったミステリーを楽しめます。喜多さんの『リケジョ探偵の謎解きコラボ』はシリーズにできそうな安定感。中山さんの『ポセイドンの罰』は相変わらず正統派。しかし人の恨みは怖い…。一番印象に残ったのは降田さんの『冬、来たる』。姉妹のそれぞれの視点で母親の姿と過去に眠る真実を徐々に明らかにしていくのは面白かった!もし次の作品が出たら読んでみようと思います。2016/05/13

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