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宝島sugoi文庫
日本の妖怪

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  • サイズ 文庫判/ページ数 239p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800239150
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0121

内容説明

アニメやゲームのキャラクターとして、現代では愛すべき人気者となっている妖怪たち。しかし、伝説や昔話に登場する妖怪の多くは、人間にわざわいをもたらす恐ろしい存在であった。なぜこのような「変化」が起こったのか。そもそも妖怪とは、いつどのようにして誕生したのか。日本の歴史と文化の陰にひそむ妖怪について、多彩な図版を交えて楽しく学べる一冊。

目次

第1章 いにしえより伝わる妖怪(八岐大蛇;鬼;酒呑童子;土蜘蛛;天狗;八大天狗;人魚;山姥;牛鬼;鵺;犬神;化け狸)
第2章 中世に現れた妖怪(絵師の筆によって個性を得た妖怪たち―百鬼夜行絵巻の妖怪;捨てられた古道具から生まれた付喪神たちの復讐と救済の物語―付喪神絵巻を読み解く;謡曲や歌舞伎などで引っ張りだこ!芸能で語り継がれた妖怪)
第3章 江戸の文化と妖怪(江戸の妖怪ブーム;大江戸妖怪図鑑;稲生物怪録をひもとく)

著者等紹介

小松和彦[コマツカズヒコ]
1947年、東京都生まれ。国際日本文化研究センター所長。埼玉大学教養学部教養学科卒業。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。専門は文化人類学・民俗学

飯倉義之[イイクラヨシユキ]
1975年、千葉県生まれ。國學院大學大学院修了、博士(文学)。国際日本文化研究センター研究員を経て、國學院大學文学部助教。専攻は民俗学・口承文芸学。世間話・都市伝説研究の一環として、怪異・妖怪文化の研究を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

解体工事

11
多くの妖怪、知ってるのも知らないのも多種多様で面白い。好きな『ぬりかべ』『一反木綿』がいなかったのが残念。1つの妖怪に対して、あっさりではあるが説明していて図鑑的な要素を含んでいる。またモノトーンではあるが、図録の掲載は豊富。特に「百鬼夜行絵巻の世界」の鳥山石燕との比較、「付喪神絵巻を読み解く」は大きなサイズで見たほうが見やすい。2019/06/19

あっくん

6
一口に妖怪と言ってもいくつも分類があるのだなとわかる本。カテゴリーやジャンル毎にまとめられているので読みやすい。いにしえ、中世、江戸から…特に「芸能で語り継がれた妖怪」のカテゴリーが面白かった。物語などで観たり聞いたりしている妖怪達を詳しく知れて楽しい。最近はたぬきの妖怪がお気に入りなので文福茶釜の元になった茂林寺釜が興味深い。2018/04/10

たけとり

1
時代が下がるにつれて妖怪がどう変化していったか説明されてる上に、資料や図画が大きめに掲載されたデザインなので、読みやすくてわかりやすかった。初心者向け資料として良いと思う。2019/02/07

きよみオレンジ

1
面白かった2018/05/27

伊早鮮枯

1
カラー&写真の量と値段の割に解説がしっかりしていて読みやすい点に満足。有名どころを押さえてあるし、ちょっとマイナーかな?という子もしれっと載っていて軽く読むのにも最適。ただ妖怪絵歴史上仕方ないとはいえ、「日本の」妖怪というよりも半分位は「石燕の」妖怪なのでは、というほど石燕先生に溢れている……さすが先生、妖怪作家……。ところで第一版206頁中段8行目は誤植だろうか……?2016/03/11

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