内容説明
「やる気」を引き出す天才、心に残る「角さん」の名語録。
目次
1章 仕事(まずは結論を言え;伝説の蔵相就任演説 ほか)
2章 人生(勤労を知らない不幸;二重橋を渡る日 ほか)
3章 生きる(人生の「間」;臭い飯 ほか)
4章 政治(雪との戦い;橋をかける ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
153
今頃の読了だが、なんだか懐かしくまた新鮮に感慨深く読了した。一字一句私の脳内があのダミ声で再生されていた。田中角栄はあの時代だったから良かったのか?!あの存在感。あの人たらし・・魅力ある人間『田中角栄』がここにいた!勿論良し悪し清濁濁併せ持ち、政治家としての氏には色んな感じ方をされる方もいるだろう。いまの世には現れないだろうな。間違いなく歴史に名を残す政治家だ。が、それ以上に残した『言葉』の数々が民衆の心を打つ。時代を突っ走った角栄さんがちょっと恋しく感じられた本だった。2016/10/06
やすらぎ
143
相手の目を見て大きな声できちんと話す。…直接会えば必ずわかってもらえる。噂に流されて他者を知らないまま毛嫌いすることは、互いに自戒すべきこと。…多くの人間が私から去っていった。でも最後まで見捨てなかった人もいる。お体に気をつけて、その一言が私の宝だ。…祝い事には遅れてもいい。ただし葬式には真っ先に駆け付けろ。本当に人が悲しんでいるときに、寄り添ってやり一緒に涙を流すことだ。そして1週間後に、改めて新しい花を届けよう。最初の花が枯れる頃、遺族は一番悲しみが募るから。…豪快、決断、責任感。人情を大切にする人。2019/02/11
小説を最初に書いた人にありがとう
107
二時間で読了。100の言葉、心に響くものが多かった。リアルタイムでは覚えていないが、これをあの自信みなぎる声で語られたら国民が心酔してしまったのも頷ける。賛否別れる宰相だったんだろうが、全て本音で裏表なく人と接する。結果、人たらしになれる器の大きさ。1/100でも身に付けたい。2016/03/13
hnzwd
83
希代の宰相、田中角栄の名言100。引っ込み思案な日本人的に、引っ張ってくれるリーダー像があるんでしょうか。『責任はワシが取る』って言われたら、下はついて行きますよ。。2016/09/06
ann
74
なぜ今、田中角栄か、こんな私でもわかる気がする。わかりやすい言葉だけど、それを実行するのは至難。有言実行の人。気遣いの人。豪快だけど繊細な人。良くも悪くも唯一の人。「ウソはつくな、すぐバレる」「下駄の雪」2016/10/09