TAIJI―沢田泰司

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800235985
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本屈指の人気ベーシスト、TAIJI。
X、LOUDNESSという人気バンドに在籍した過去がありながらも、彼はなぜサイパン
という異国の地で無残な死を遂げなければならなかったのか。
また、死の直前に起きたデルタ航空機内の暴行事件。彼は本当に加害者だったのか
――。
謎に包まれた人気ベーシストの急死。その経緯と真相を、死の直前までTAIJIに寄
り添った婚約者が綴る、渾身の一冊。
婚約者しか知らないTAIJIの意外な素顔や数多くの私的エピソード、プライベート
フォトも満載。
バイオグラフィ、ディスコグラフィ付き。

内容説明

元X、そしてLOUDNESS。日本を代表するベーシストの知られざる素顔と死の真相。病との闘い、穏やかな日常、音楽活動、そしてサイパン獄死事件。最期の時まで寄り添い生きた婚約者が初めて語る、真実のTAIJI。秘蔵フォト満載!同時収録!完全ディスコグラフィ+詳細バイオグラフィ+ロングプロフィール。

目次

第1章 航空機事件と謎に包まれた死(運命の2011年7月;マスコミによる検証;真実を追い求めて…再びサイパンへ ほか)
第2章 闘病とリハビリ、そして病の克服(怪我と病のデパート;理解されにくい心の病;分裂する人格 ほか)
第3章 TAIJIさんとの日常(透明なTAIJIさん;密度が濃い時間が流れた日々;必然を感じた再会の連続 ほか)
巻末特典 沢田泰司が生きた証

著者等紹介

赤塚友美[アカツカトモミ]
1979年7月10日生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

62
人気ベーシストの知られざる死の真相と素顔が内縁の妻の視点で語られる。事件の章では拘置所、DSPや検視当局、病院などの杜撰な対応や見て見ぬふりをする日本の風潮とシステムへのやるせない思いが伝わってくる。解離性同一症など数々の難病や怪我との闘いも壮絶だが、日常で見せる表情は純粋で穏やかなものも多い。こうした極端な性質が彼を利用しようと企む人間を引き寄せてしまうのかもしれないが、栄光や音楽活動を共にした仲間や慈愛に満ちた著者と巡り会えたのも事実。彼の晩年は決して不幸なものではなかったというのがせめてもの救いだ。2020/11/13

犬こ

20
今は亡き名ベーシスト。あのときの輝きを思い出しながら読むと、その後の彼の人生の有り様にいたたまれない気持ちと切なさで一杯になる一冊でした。数々の病気の際、彼が描いた絵も意外な側面でした。2018/01/08

ライフリブロ

4
X時代のTAIJIは、演奏だけでなく、存在自体がカッコよく、憧れの1人だった。TAIJIが脱退した後のXを聴く気になれなかった。死の真相は永遠にわからないのだろうなぁ〜。2015/07/28

とらちえ

2
TAIJIの死に纏わる話であり、大変興味深い。泰司がこんなに複数の病気に侵されていたことは外見や評判からはとても想像できず、生前に明かしてくれればよかったにに、本人はきっとそれも望まないように思われた。ご冥福をお祈りします。2017/06/12

やいとや

1
色々な意味で複雑な一冊。突然の死に纏わる不透明な経緯には憤りを感じるが、著者の思いは「その荷は早い内に降ろした方がが良いよ、きっと」と感じられてならない。「XのTAIJI」の輝きは永遠で、死の前年にXのステージに立った事も含めて余りにもドラマティック過ぎ、その強烈な個性によるある種の生き辛さを語る生前のエピソードは既知の物も初見の物も重く辛い。だが、掲載された写真の数々は和やかに落ち着いたTAIJIを写しており、それだけでも一見の価値がある。Xからの脱退が無ければ、とつい埒もなく考えてしまった。2024/07/21

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