内容説明
80年代に一世を風靡し、今なお絶大な人気を誇るプロレス系格闘漫画『キン肉マン』。作者・ゆでたまごの2人が描いた世界は、じつはプロレスそのものだった!馬場の攻防が“キン肉マン”のファイトスタイルに!?猪木的発想が“バッファローマンのカツラ事件”を起こした!?ドリー&テリーvsブッチャー&シーク戦から“友情パワー”が生まれた!?人気超人やベストカード、実在のレスラーの話題を交えて、「へのつっぱりはいらんですよ!」とばかりに『キン肉マン』創作秘話を語り尽くす。さらに巻末には、アイドル超人・テリーマン氏と著者の特別対談を収録。
目次
第1章 プロレス、漫画、そして相棒
第2章 『キン肉マン』創作秘話
第3章 ゆでたまごが選ぶ『キン肉マン』ベスト興行12
第4章 ゆでたまごが選ぶスーパースター超人20
第5章 ゆでたまごが選ぶベストプロレスラー20
第6章 プロレスが教えてくれたこと
特別対談 テリーマン×ゆでたまご
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
17
今なお絶大な人気を誇る漫画『キン肉マン』。実在のプロレスラーを元にしたキャラクターだけでなく、展開にも“プロレス”から二人が取り入れたものが多々あった。“友情パワー”が生まれたきっかけは、あのタッグの名勝負、キン肉マンのファイトスタイルの元となったレスラーなどなど、創作秘話から作者自身が選ぶベスト興行12、ベストプロレスラー20、さらにテリーマンとの対談まで!?「こりゃあ女房を質に入れてでも読まなあきませんで!」2014/07/15
やっちゃん
12
キン肉マンは好きだけど恥ずかしながらプロレスは詳しくない私。覆面はぎもやら乱入やら如何にキン肉マンがプロレスから影響を受けていたがよくわかる。また自分が生まれる前のプロレスブームの話は興味深かった。2024/04/09
スプリント
11
著者達のプロレス愛がひしひしと伝わってきます。著者が選ぶキン肉マン名勝負からはじまってお気に入りの超人紹介、そしてリアルプロレスラー紹介と続き、最後はテリーマンとの対談形式でストーリーを振り返るというキン肉マン世代にはたまらない構成になっています。ネットで有名な二人いるジェロニモに対する著者の見解も見所です(笑)。それにしてもアメリカ・タッグ編が不人気だったとは・・・2014/07/26
ちくわん
10
2014年6月の本。漫画家「ゆでたまご」両氏が、キン肉マンやプロレスを語る。私の5歳くらい上であるが、概ね時期は同じ。なかなか、面白く読んだ。ウォーズマンが「ソビエト連邦」代表であることを初めて知った。また、ロビンマスクのモデルがビル・ロビンソンだったとは。プロレスに対してはいろんな意見・見方があるが、「プロレスはエンターテイメント」ということに落ち着けたい。むしろ総合格闘技は?ちょっと前の本だが、この間に他界されたプロレスラーのご冥福をお祈りする。2019/05/18
ソルト佐藤
8
ゆでたまごが、実はキン肉マンをプロレス団体のプロモーターのようにして書いていたいう話。……みんな、信じんなよ!これはゆでの作品なんだぜ。これもゆでワールドなんだYO! 後付感120%。時事ネタは担当の中野さんが好きで入れれたと書いたそばから、自分は、時事ネタが好きだといいやがる(笑 その場のノリと、ゴーストライターのお兄さん?が喜ぶように語っているだけや(笑 こんな、うそつき、人を楽しませれば、矛盾や後付を気にしない奴は、漫画家にしかなれえーよ。今後もぜひ、僕たちの純真な心を誑かす漫画家でいてくださいまる2014/07/19