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宝島社文庫
コレクター―不思議な石の物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 383p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800225023
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

自分が死んだら口に石を入れ、火葬後にそれを回収してある人物に届けてほしい―。祖母の遺言に従って作った「死人石」を持って、木島耕平は石コレクターの林を訪ねた。林に興味を抱いた耕平と生物教師ナオミは、人体が埋められているという「童石」の話を林に尋ねようと再び屋敷を訪れて…。不思議な石をめぐる、時空を超えた物語の結末とは。『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作。

著者等紹介

深津十一[フカツジュウイチ]
1963年生まれ。京都府出身。京都教育大学卒。第11回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、『「童石」をめぐる奇妙な物語』(宝島社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れみ

93
「死人石」の作り方を祖母から託された主人公が不思議な石を集める林老人と出会い不思議な体験をするお話。不思議な石って不思議な逸話のある貴重な宝石のことかと勝手に思ってたけど全然違った^^;て言うか赤子石…正直ウッってなる。林家に伝わる言い伝えと耕平が祖母に託された黒い石とナオミ先生の思い出に登場するワラシ石にそんな繋がりがあったとは。出来すぎではあるけど実生活でびっくりするようなタイミングとかたまにあるから、そういうことを不思議なものが登場するお話に仕立て上げたと思えば分かる気もする。2018/04/01

ひろちゃん

67
そういえば、石好きの友達いたなと思った。私もベルマーク集めてたり、シール集めてたりしてた。2015/11/18

はつばあば

52
人生の大先輩の読み友さんが積読本にされたのを見てちょいっと気が惹かれて(#^^#)。三重と滋賀のあわいにある忍者の里も存在するのだから物語として奇想天外とは言えない。どちらかと言うと昔人間ですから「石を拾って帰ってきてはいけない」と教えられて育ったものですから、ふ~んこういうコレクターって障りがないのだろうかと心配するだけです。しかし凄い高校生ですね~祖母の遺言に従って作った「死人石」ですって?そしてご先祖様の言いつけ通り石を購入しては割り続ける林翁。この爺さんと木島の祖母との馴初めと孫の関わり合いが良い2021/09/08

山犬

40
冒頭のお葬式の場面で去年亡くなった祖父のことを思い出した。「死人石」を作るのは相当な苦労と勇気がいると思います。最後まで読んでみて「童石」の謎には驚かされました。まさかあのような理由があったとは思いませんでした。一番の謎は石屋の「笹原」さん彼はいったい何者であのような細さで大丈夫なのか気がかりです。表紙買してしまったのですがかなり良かったと思います。完全に解説の吉野さんの言うがままの通りでした。2015/12/25

りょうこ

40
林さんのキャラが軽かったのでサックリ読めるかと思ったらラストは結構、重かった!前半の死人石の辺りも臨場感があってなかなか楽しめた!全体的には好きな雰囲気の本でした!2014/06/07

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