宝島社文庫<br> トマトの先生

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宝島社文庫
トマトの先生

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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800224200
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

アパートの大家である祖母の代わりに家賃の回収に行った早苗は、部屋の裏庭でトマトを栽培する大学農学部の講師・日置と出会う。日置にもらったトマトがあまりに美味しく、衝撃を感じた早苗は、熱に浮かされるように日置と寝てしまう。その後、早苗は日置の頼みで、偽の婚約者として一カ月の住み込み生活に付き合うことになるが…。「トマト文学の誕生!」と絶賛された、第9回日本ラブストーリー大賞・大賞受賞作。

著者等紹介

石田祥[イシダショウ]
1975年、京都府生まれ。高校卒業後、金融会社に入社。その後、何度かの転職を経て、現在は通信会社勤務の傍ら執筆活動中。日本ラブストーリー大賞には3度目の応募で大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

45
『猫を処方いたします。』の作者の(たぶん)デビュー作。日本ラブストーリー大賞の受賞作なので選者の講評付き。確かにトマトの薀蓄より料理法の描写が多い方が読むのには楽しい、でもトマト研究の大学の先生と先生が住むボロアパートの大家の孫娘の物語なのでこのバランスでよいかもと個人的には思う。母親や先生のライバル講師も含めて登場人物が魅力的。2025/08/08

あやっぴ

31
そのトマトのあまりの美味しさに魅了され、初対面の男の人といきなり…!少々軽い話なのかな?と思ったけど、全然そんなことはなく、風変わりで面白いラブストーリーでした。トマトの研究に日々、没頭し不器用な日置だけど、時折見せる懐の深さにキュンってなりました。トマトのうんちくも面白かったし、早速、トマトを買いに走った私です。2021/06/18

みさどん

22
トマトの育て方がたくさん出てくるのがよかった。研究者の先生たちがみんな素敵だから、いい話になっている。主人公の家庭の確執はそれほど大きいものではないし、そもそも母をこれだけ怖がる必要がない。最初から主人公の結婚話はうまくいきそうだった。トマトの露地栽培ってやっぱり雨よけが必要で、九州の梅雨では実が裂けてしまう。残念だけど、今年からミニトマト栽培はやめた。友達の所は土が合うのか、雨に当たってもながーく収穫できる。不思議だ。2025/05/22

た〜

19
家賃を取り立てに行ったらトマトが美味しすぎたので、100万円貰うことになった話。はいはいご結婚おめでとう。ごちそうさまでした2019/05/06

本夜見

11
ええッ?!んなカンタンに??…ってなエピソードから話が妙な方向に。変人ぽい日置先生も鷹揚な器の大きい結構イイ男で…そんな人がツマンナイ事で妬いて拗ねてた場面がやけに可愛かった…(笑) 親娘三代の不和もお母さんが頑な過ぎな感じだけど 和解できてよかった。偽婚約者をやってるうちに本気っぽくなってる頑張り屋な早苗のキャラがよかったんで 入れ込んで一気読みでした。2014/03/16

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