内容説明
多くの日本人にとって、ロシアの人々は近くて遠い存在。最も近い国であるにもかかわらず、いまだにソ連時代のイメージが払拭できていない。一方、ロシアはいま日本ブーム。多くのロシア人が日本と日本人の素晴らしさを語っている。それも、単にクールジャパンと呼ばれるオタク文化だけでなく、日本の伝統をはじめ食文化から武道、そして自然観まで、彼らは日本にあこがれを持ち、日本を訪ねたいと思っている。そして、知日派の代表が在日ロシア人。日本には現在、1万人近くの在日ロシア人がいる。そんな彼らが、ロシア科学アカデミーの研究員でもある著者に、愛してやまない日本について語った!
目次
“I love Japan”(セルゲイ・グリス氏(46)、旅行会社経営)
優しい日本民族(コロボワ・エカテリーナさん(52)、歌手)
天皇陛下の御前では必ず和服で(エポフ・セルゲイ氏(34)、外資系企業勤務)
鈴木大拙の原書が読みたくて学んだ日本語(ムハメディヤロフ・ヴェチェスラフ氏(42)、釣具店経営)
生まれ変わったら日本人になりたい(田中イリーナさん(38)、主婦兼幼稚園非常勤講師)
演歌を聞いて興味を持った日本(ゲオルギー・ブリレーフスキー氏(46)、在新潟ロシア連邦総領事官元副領事)
ロシア語を通して子どもにロシア文化を伝えたい(クリス・ラーダさん(30)、ロシア語幼稚園ディレクター)
「ビザなし交流」という名の国境(クリス・アレクサンドル氏(40)、会社員)
日本はいい国だから、時には辛口批判も(ミハイル・モズジェチコフ氏(46)、在日ロシア会々長)
ロシアに行くと殺される(ナターシャ・スタルヒンさん(62)、ウェルネス・カウンセラー)〔ほか〕
著者等紹介
田中健之[タナカタケユキ]
1963年11月5日、福岡市生まれ。拓殖大学日本文化研究所附属近現代研究センター客員研究員を経て、現在、岐阜女子大学南アジア研究センター特別研究員および、ロシア科学アカデミー東洋学研究所客員研究員、全ロシア日本研究会研究員。孫文の日本亡命などを支援した玄洋社初代社長、平岡浩太郎の曾孫で、黒龍会の内田良平の血脈を継ぐ遺族。天安門事件の学生のロシア亡命をモスクワから支援するなど、ロシアに人脈を多く持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
Honey
ココマ
jj
らむし
-
- 電子書籍
- 傷モノの花嫁2 講談社タイガ