内容説明
食品偽装が大きな社会問題となっているが、そもそも、ほとんどの人は普段食べている食品の「正体」を知らない。スーパーに並ぶサイコロステーキが、破砕したクズ肉を添加物の力で油と一緒に再結合したものであり、ファストフードのシェイクが水とガムシロップとサラダ油でできていることを。本書は、普段食べている食品の「正体」を明かすとともに、「食品表示ラベル」に隠されたトリックの見破り方を、わかりやすく解説する。
目次
1章 肉・卵
2章 魚・野菜
3章 加工食品
4章 嗜好品
5章 調味料
6章 健康食品
著者等紹介
中川基[ナカガワハジメ]
サイエンスジャーナリスト。科学を身近に、日常から非日常を掘り起こすというコンセプトのもと、(株)エニーワークスにて様々な講演活動・イベントなどを行っている。千代田区メディアアートセンター「3331 Arts Chiyoda」ではオープニング特別展示とサイエンスキッチンという添加物の働きを体感するイベントを行った。現在は早稲田大学本庄高等学院スーパーサイエンスハイスクール(文部科学省指定理数教育促進制度)指導員としても活躍。別名義での著書も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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CCC
7
身近なものを中心に、よく知られている食品がどのように作られているかが書かれている。人によってはショッキングかもしれないが、自分はかがくのちからってすげー! という気持ちの方が感想としては強かった。また、偽物が本物と比べ悪いとも一概には言えず、高カロリー低栄養の傾向はあるが、結局付き合い方次第という結論になることも多かった。とはいえ偽物食品の質も様々。場合によっては有害なものも存在するようだ。しかし一番の問題は、本物とかけ離れた材料で出来た食品が、そうと意識されずに消費されていることなのかもしれない。2023/11/09
アセロラ
6
このテの本を読むと、だらけてサボりがちだった食生活も、見直して改めようと思う機会になります。市販のピザ、サラダ、サンドイッチなどに使われているスライスされたゆで卵、これはいわゆる普通の卵を殻のまま茹でて作ったのではなく、卵黄液、卵白液で別々に筒状の棒の中に流し込んで固めているとのこと。知りませんでした。「ロングエッグ」という名のそれの写真が載っていましたが、これは私にとってはトラウマになりそうなほど不気味でした。2019/04/22
Hiroki Nishizumi
1
何も食えないな、、、とりあえず安物を避けることが第一歩か2024/05/28
イチ
1
★★★体によくなくても、まったく食べないのは難しいから、ニセモノ食品を食べる量を減らしましょう。鶏の餌の成長ホルモンは引いた…2014/02/01
Y.T
0
☆☆☆☆2017/02/21