内容説明
さまざまな原因やきっかけで、毎年5万人が高校を中退しています。彼らの多くは、その後、通信制高校を選ぶか、ずるずると、引きこもり、ニートと呼ばれる道に進んでいく、といわれています。本書は、高校を中退しても「中退者を受け入れる転入・編入先がある」ということを、多くの実例とともに示します。それは不登校・引きこもりから立ち直る道でもあります。最初に入学した高校が自分に合わなかったからといって、絶望的になることはありません。中退して、別の高校に移ればいいのです。現状では先端をいっている東京・大阪の例を紹介し、全国の教育関係者に制度の改善を訴えます。
目次
第1章 高校中退はなぜ起こる?
第2章 引きこもり・不登校生徒はダイヤの原石
第3章 中退しても高校を卒業するには
第4章 小・中・高、教育現場の実態は?
第5章 僕は不登校児童だった
第6章 実例から見る高校中退、そして「再生」
補章1 「高校中退」を報じた月刊宝島の記事
補章2 資料 文科省「学校基本調査」ほか
著者等紹介
杉浦孝宣[スギウラタカノブ]
1960年生まれ。カリフォルニア州立大学卒。小学校3年生のときに保健室登校を経験するが、養護学園に半年通い不登校を克服した。大学卒業後に家庭教師を経験、1985年に中卒浪人のための学習塾・学力会を設立。以来29年間、不登校の高校中退者の支援活動を行っている。2010年よりNPO高卒支援会を立ち上げ、2012年度には首都圏を中心に295件の相談が寄せられた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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