宝島社新書
高校中退―不登校でも引きこもりでもやり直せる!

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800221391
  • NDC分類 376.4
  • Cコード C0237

内容説明

さまざまな原因やきっかけで、毎年5万人が高校を中退しています。彼らの多くは、その後、通信制高校を選ぶか、ずるずると、引きこもり、ニートと呼ばれる道に進んでいく、といわれています。本書は、高校を中退しても「中退者を受け入れる転入・編入先がある」ということを、多くの実例とともに示します。それは不登校・引きこもりから立ち直る道でもあります。最初に入学した高校が自分に合わなかったからといって、絶望的になることはありません。中退して、別の高校に移ればいいのです。現状では先端をいっている東京・大阪の例を紹介し、全国の教育関係者に制度の改善を訴えます。

目次

第1章 高校中退はなぜ起こる?
第2章 引きこもり・不登校生徒はダイヤの原石
第3章 中退しても高校を卒業するには
第4章 小・中・高、教育現場の実態は?
第5章 僕は不登校児童だった
第6章 実例から見る高校中退、そして「再生」
補章1 「高校中退」を報じた月刊宝島の記事
補章2 資料 文科省「学校基本調査」ほか

著者等紹介

杉浦孝宣[スギウラタカノブ]
1960年生まれ。カリフォルニア州立大学卒。小学校3年生のときに保健室登校を経験するが、養護学園に半年通い不登校を克服した。大学卒業後に家庭教師を経験、1985年に中卒浪人のための学習塾・学力会を設立。以来29年間、不登校の高校中退者の支援活動を行っている。2010年よりNPO高卒支援会を立ち上げ、2012年度には首都圏を中心に295件の相談が寄せられた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TOMTOM

2
タイトルだけで慌てて買ったら失敗。筆者が誰か存じ上げていないので「知ってて当然」論調で始まり、事例も具体的ではなく共感・参考になることがない。QRコードを付けてインタビューを見せたいとの思いはわかるけど、そこまでの手間はかけないので見ていません。一番の違和感は、彼ら中退者が「豊かな中退者」であること。お金や再チャレンジの機会をもっている、今問題なのは貧困で通えない子どもたちのほうが多いだろうに。内容の薄さに辟易してよく見たら宝島社新書。ああ、ほんとに失敗…。2014/01/27

Asakura Arata

1
もうける事が最優先になると、将来的にすべてを失うという事だ。かつて聖職といわれていたその意味をもう一度考えなおすと良いと思う。このままでは日本は亡くなる。しかし頑張って大学卒業してもブラック企業が待っているのだよな。よりいっそう、クリニックで寺小屋→会社がやりたくなった。2014/05/20

ごん

1
難関大にこだわる上位校、国公立にこだわる中堅進学校(いわゆる自称進学校)、スポーツ推薦からこぼれた生徒を救う話。NPO「高卒支援会」、いい仕事をしていますな。東京都立高校の転編入試験制度が良さげ。 高校の先生方は仕事してないとか、気になる表現や誤植が気になった。あと、フォントが大きすぎ。宝島だから?2014/11/16

osakaspy

1
現代の高等学校の多くは新自由主義化し、営利にならない、面倒な生徒というのは排除していく。しかし受け入れた生徒を都合が悪いから退学させるというのは、教育機関の機能としていかがなものか。この本は実際に不登校や中退から立ち直った生徒の実例を多く盛り込んでいる。不登校や中退は意外にも普通の子そういう状況に追いやられていく。この事実は改めて驚かされた。この本はまさに不登校や高校中退を知らない人にこそ読んでもらいたい。不登校の子どもたちの実態と彼らを生み出す社会の構造は知るべき。ただ、データ的に少し物足りない部分あり2014/05/20

ヤッピー

1
筆者は高校中退者が立ち直れる条件として①規則正しい生活をする②勉強をする③環境を変えるの三点を挙げているが、この三点がきちんとできる中退者がどれだけいるか疑問である。たしかに筆者の言っていることは間違っているとは決して思わないが、統計的データーも乏しいし具体性も欠けている。せっかく良い実践をしているのにもったいないなと感じた。引きこもり関係でいえば斉藤環氏の著書の方が読みやすく参考になると思った。2014/02/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7888269
  • ご注意事項

最近チェックした商品