内容説明
最近、置き忘れやしまい忘れ、物の名前がなかなか出てこなくなっていませんか。もしかすると、あなたはMCI(軽度認知障害)かもしれません。MCIは認知症の前駆症状です。しかし、自覚があるなら大丈夫。この本を読んで、心拍数ウォーキングやドレミDE体操などのデュアルタスクを実行し、地中海料理に親しめば、あなたの脳はしっかりと長生きしてくれます。ただし、マンネリになってはだめです。いかに簡単に、いかに効率よく、ボケない「長寿脳」を作るのか。国立長寿医療研究センター、筑波大学、認知症介護研究センター、須坂市など、認知症予防の最先端を取材してきた著者がその秘訣を公開します。
目次
はじめに―2020年問題 団塊の世代が認知症に!
第1章 認知症予防の“最後の砦”MCI(軽度認知障害)とは―片道きっぷのバスに乗らないために
第2章 デュアルタスクで「長寿脳」を作る―アルツハイマー型認知症を防ぐ“唯一”の方法
第3章 ナン・スタディの衝撃―修道女の脳が教える認知症から“逃げる”方法
第4章 認知症は3型糖尿病―!?生活習慣病予防の新常識
第5章 日本が誇る「長寿脳」の町・長野県須坂市の挑戦―ピンピンコロリの里はいかに生まれたか
第6章 実践!!今日から始める認知症予防トレーニング法―これであなたも「長寿脳」
著者等紹介
伊藤隼也[イトウシュンヤ]
医療ジャーナリスト・写真家。国内外を問わずさまざまな医療現場を精力的に取材。03年から約10年にわたってフジテレビ情報プレゼンター「とくダネ!」にて、取材・出演・監修を努める。テレビ・雑誌・書籍など多数のメディアでより良い医療のあり方を追求・発信している。08年に10月に起きた「脳出血・妊婦たらい回し」事件では、東京都の周産期救急搬送システムの不備を徹底検証した記事(週刊文春)が、第15回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」大賞を受賞。02年より東京都医療安全推進事業委員、財団法人日本医療機能評価機構委員などを歴任。2000年より日本医学ジャーナリスト協会会員。現在、内閣官房有識者会議委員(2012~)を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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