内容説明
警視庁捜査二課主任代理、郷間彩香。三十二歳、独身、彼氏なし。捜査二課で贈収賄や詐欺、横領などの知能犯罪を追う彩香は、数字に手掛かりを求めて電卓ばかり叩いているため、周囲からは“電卓女”と呼ばれている。そんな彩香に、刑事部長から特命が下った。―「渋谷で銀行立てこもり事件が発生している。至急現場に向かい、指揮をとってくれ」。犯人から、現場の指揮および交渉役を郷間に任命するように名指しされたのだ。青天の霹靂に困惑しながらも、彩香は立てこもり現場である渋谷に急行する―。2014年第12回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。
著者等紹介
梶永正史[カジナガマサシ]
1969年山口県長門市生まれ。山口県立美祢工業高校機械科卒業。現在はコンピュータメーカーに勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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