宝島社新書
4番打者論

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800219794
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

内容説明

初めて明かす4番打者の在り方と、これからの日本球界を担う未来の4番打者への提言が込められた珠玉の一冊。ミスタータイガースが緊急分析!なぜ阪神には生き抜きの4番打者が育たないのか?

目次

第1章 4番打者とは何か(「エース像」と「4番打者像」;「打たれる美学」と「打ち取られる美学」 ほか)
第2章 阪神タイガースの4番の重み(なぜ生え抜きの4番が少ないのか;「野球を諦めるため」にプロに入った ほか)
第3章 ミスタータイガースへの道標(「ミスタータイガース」の意味とは;左中間への打球が多かった理由 ほか)
第4章 4番打者に求められるもの(生え抜きの4番を育てる義務;悲劇に見舞われた濱中おさむ ほか)

著者等紹介

掛布雅之[カケフマサユキ]
1955年、千葉県出身。習志野高校2年生時の72年に、夏の甲子園に出場。73年のドラフト6位で阪神タイガースに入団。76年にベストナインに選出され(以後、通算7回選出)、78年にはダイヤモンドグラブ賞を受賞(以後、通算6回受賞)。同年8月には4打数連続本塁打を記録した。79年に48本塁打を放ち本塁打王のタイトルを獲得し、トレードで放出された田淵幸一にかわり、「ミスタータイガース」(4代目)と呼ばれる。81年には10打数連続安打の日本タイ記録を樹立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

36
絶対的な4番打者だった掛布氏の著書。特に大根切りに感じたレフトへのホームランがすごく印象的だった。この本を読むと江川との対戦で実践したと聞き感慨深い。今のホームラン打者に比べるとある意味彼の表現通り、身体が小さい感じかする。また優勝した時のバース、岡田に挟まれて、尚且つ4番の仕事を貫いた精神は、当時のぼくの記憶に大きく刻まれている。4番の掛布有っての最高のクリーンアップと言えると思う。安藤、吉田、両監督の評価も納得。しかし、代償に身体を削っていたのもわかる。本当は虎一筋を貫いた彼に監督をして欲しい。2017/11/18

おくりゆう

7
同時期発売の「若虎よ!」と被る部分もありますが、「プロ野球を盛り上げるための4番打者」というミスタータイガースとして阪神ファンの期待を背負った著者らしい哲学をもって4番打者という存在にクローズアップして論じた一冊。最後の各球団評は正直者足りませんがさ全体的には面白かったです。2014/04/10

田中

3
ミスタータイガースの掛布が自分の経験を踏まえて「四番打者」の役割を鋭く解説します。阪神に生え抜きの四番打者が不在になって、もう長い月日が経ちます。四番打者の育成には時間を要する。チームの顔であり象徴の四番打者を阪神も含めて各球団が育てる努力をしなければならないと思います。入団した当時の金田監督がとても掛布に期待していたのは知りませんでした。そんな意外なエピソードも書かれています。掛布は田淵が西武に放出される際に伝えられた「阪神タイガースで現役を全うすること」を大事な教えとして守ったような気がします。2014/06/22

樋口博昭

2
私はタイガースファンではない。むしろ、タイガースは嫌いな球団だ。 でも掛布は、別格。あの守備、あの打撃フォームは格好良かった。 いま、日本の野球に失われてきてるものが、ここに書かれてる。野球というより、武士道に近いかもしれないなぁ。2015/12/15

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