内容説明
子が親を殺し、親が子を人質に出したり見殺しにしたりする、そして兄弟が凄惨な殺し合いを演じ、家臣が主君を弑する―それが当たり前だった戦国時代、いや、武士の時代。そんな世に、どうして「友情」などが芽生えたのか。人間の不思議、というしかない。後世の人間が作った部分もあるだろうが、間違いなく、計算や打算以上のものが存在したとしか考えられないケースも多いのだ。一読、胸に清々しい風が吹くこと請け合い。
目次
1章 石田三成。戦国一、親友の多い男
2章 生死のかかる合戦こそ、友情の舞台
3章 この友情が歴史を変えた!
4章 武将と家臣の友情はアリか?
5章 家臣同士は気楽でいい?
6章 徳川家康、戦国一、親友の少なそうな男
著者等紹介
円道祥之[エンドウマサユキ]
1960年、東京都武蔵野市生まれ。東京経済大学卒業。在学中からアニメーション雑誌などで仕事をし、そのままライターとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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