内容説明
沖縄県は先の大戦で激しい地上戦が展開された。それから二十七年間、米国の施政権下におかれた。国民はそれを憐れんでいるが、実は、沖縄の近代化は米国によって初めて達成されたのである。戦前の沖縄は亜熱帯特有の感染症が蔓延し、寿命も四十七歳と短命であった。ところが米国政府によるプライマリーケアの定着が奏功して、沖縄返還時には感染症は撲滅され、日本最長寿県八十七歳を達成。ところが現在、沖縄の青壮年の死亡率は全国ワーストワン。それは戦後世代が米国統治時代を忘却した結果ではないだろうか。ここで歴史を振り返り、もう一度、健全で健康な沖縄を取り戻すために惠氏が史実を明かにする。
目次
第1章 沖縄を長寿の島にしたワニタ・ワーターワース女史
第2章 世界最高峰の看護制度があった沖縄
第3章 沖縄の教育を育てたハンナ米海軍少佐
第4章 沖縄産業の父・オグレスビー氏
第5章 沖縄の金融改革を進めた弁務官P.W.キャラウェイ
第6章 特別対談 惠隆之介×ケビン・メア
著者等紹介
惠隆之介[メグミリュウノスケ]
拓殖大学客員教授。シンクタンク「沖縄・尖閣を守る実行委員会」代表。昭和29(1954)年沖縄コザ市生まれ。昭和53年防衛大学校管理学専攻コース卒業。海上自衛隊幹部候補生学校、世界一周遠洋航海を経て艦隊勤務。昭和57年退官。その後、琉球銀行勤務。平成9(1997)年米国国務省プログラムにて国際金融、米国国防戦略等研修。現在、積極的な執筆、講演等を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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