内容説明
木村拓也、藤井将雄、津田恒実、大杉勝男。すべてのファンに愛されながら、志半ばに帰らぬ人となった野球人たち。彼らはいかにして野球の神様に愛され、どのような思いを胸に野球、人生と向き合ってきたのか。ノンフィクション作家の織田淳太郎氏が、家族、恩師、仲間、チームメイト、球団関係者の声を拾いながら、彼らの原風景とその野球人としての矜持を浮かび上がらせる。
目次
第1章 一生懸命―「苔魂」に宿った不世出のユーティリティプレーヤー 木村拓也
第2章 絶対に逃げない―荒波に立ち向かった魂のセットアッパー 藤井将雄
第3章 もう一度投げたい―最後まで諦めなかった心優しき炎のストッパー 津田恒実
第4章 神宮の杜にかすみ草―暴れん坊にして涙もろい昭和野球人 大杉勝男
著者等紹介
織田淳太郎[オダジュンタロウ]
1957年、北海道室蘭市生まれ。ノンフィクション作家。スポーツへの造詣が深く、野球、ボクシング、陸上に材をとったノンフィクション、コーチング本を数多く著す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
17
○素晴らしい野球選手ばかりで読んでいて泣けてきました。若くして病魔におかされるのは周りの人も含め本当に悲しいことだと思いました。2021/01/12
夏野菜
3
木村拓也さんのパートを読んだ。私が一番尊敬する人で、あれから早いもので8年が経った。一度、自主トレの時にお会いしたことがあるが、屈託のない茶目っ気のある笑顔が忘れられない。木村さんのお父さんや清水一成監督など、周りの方の証言が、木村さんの人柄、心意気をストレートに表している。スイッチヒッターに転向しユーティリティプレイヤーとして野球界で大成したのも、木村さんの並々ならぬ努力と野球が好きでたまらない気持ちだと感じた。取材し書籍にして頂いた著者、関係者に感謝したい。2018/07/25
Ai
1
偶然発見。木村拓也、藤井将雄、津田恒美、大杉勝男の4人の短すぎる生涯の記録。亡くなったという事が自分を感傷的にさせている自覚はありつつ、それでも「どうしてこうも良い人ばかり・・・」と思わずにいられない。野球が大好きで、努力の天才で、人望があって。だからこそ、こうして死後も人を惹きつけてやまないんだと改めて思った。私は藤井がとても好きだった。格好良かった。顔も投球スタイルも。もう、彼と一緒に野球をやっていた選手はほぼいないのか、とぼんやり思った。時は過ぎる。けど、忘れたくないな。こういう選手がいたことを。2014/07/21
YS-56
0
ホント、神様はときどき残酷なことをしますよね…。2013/08/15
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