内容説明
近年の読売巨人軍は、大型補強などによる圧倒的な戦力を武器に、ここ6年でリーグ優勝4回(うち日本一2回)、優勝を逃した2回はいずれも三位とすべてAクラスを確保。ONを中心に無敵の強さを誇った、1960年代から70年代にかけてのV9時代を彷彿とさせるような、“黄金時代”を迎えた感がある。こうした常勝チームを築きつつある現在の巨人について、果たして今の強さは本物なのか、原辰徳監督は名将になれるのか、国民栄誉賞受賞の次期監督候補・松井秀喜は監督に向いているのか、今後も巨人が勝ち続けるためにはどうすればいいか…など、知将・野村克也が独自の視点で大胆に斬る。
目次
第1章 巨人から学んだ思想
第2章 巨大戦力の罠
第3章 監督論―原辰徳監督は名将か
第4章 捕手論―阿部慎之助の課題
第5章 4番打者論―真の4番打者の不在
第6章 現有戦力分析―投打のバランスと適材適所
第7章 読売巨人軍への提言
著者等紹介
野村克也[ノムラカツヤ]
1935年、京都府生まれ。54年に京都府立峰山高校を卒業後、南海ホークス(現福岡ソフトバンクホークス)へテスト生として入団。3年目に正捕手に定着し、本塁打王のタイトルを獲得。65年に戦後初の三冠王になったのをはじめ、MVP5回、首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回、ベストナイン19回、ダイヤモンドグラブ賞1回などタイトルを多数獲得。70年からは選手兼任監督となる。その後、「生涯一捕手」を宣言し、ロッテオリオンズ、西武ライオンズに移籍。80年に45歳で現役を引退、解説者となる。89年に野球殿堂入り。90年にヤクルトスワローズの監督に就任し、4度のリーグ優勝、3度の日本一に導く。99年から3年間、阪神タイガースの監督、2002年から社会人野球のシダックス監督、06年から東北楽天ゴールデンイーグルスの監督を歴任。10年に再び解説者となり、現在多方面で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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