宝島社新書
読売巨人軍黄金時代再び

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800210548
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

内容説明

近年の読売巨人軍は、大型補強などによる圧倒的な戦力を武器に、ここ6年でリーグ優勝4回(うち日本一2回)、優勝を逃した2回はいずれも三位とすべてAクラスを確保。ONを中心に無敵の強さを誇った、1960年代から70年代にかけてのV9時代を彷彿とさせるような、“黄金時代”を迎えた感がある。こうした常勝チームを築きつつある現在の巨人について、果たして今の強さは本物なのか、原辰徳監督は名将になれるのか、国民栄誉賞受賞の次期監督候補・松井秀喜は監督に向いているのか、今後も巨人が勝ち続けるためにはどうすればいいか…など、知将・野村克也が独自の視点で大胆に斬る。

目次

第1章 巨人から学んだ思想
第2章 巨大戦力の罠
第3章 監督論―原辰徳監督は名将か
第4章 捕手論―阿部慎之助の課題
第5章 4番打者論―真の4番打者の不在
第6章 現有戦力分析―投打のバランスと適材適所
第7章 読売巨人軍への提言

著者等紹介

野村克也[ノムラカツヤ]
1935年、京都府生まれ。54年に京都府立峰山高校を卒業後、南海ホークス(現福岡ソフトバンクホークス)へテスト生として入団。3年目に正捕手に定着し、本塁打王のタイトルを獲得。65年に戦後初の三冠王になったのをはじめ、MVP5回、首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回、ベストナイン19回、ダイヤモンドグラブ賞1回などタイトルを多数獲得。70年からは選手兼任監督となる。その後、「生涯一捕手」を宣言し、ロッテオリオンズ、西武ライオンズに移籍。80年に45歳で現役を引退、解説者となる。89年に野球殿堂入り。90年にヤクルトスワローズの監督に就任し、4度のリーグ優勝、3度の日本一に導く。99年から3年間、阪神タイガースの監督、2002年から社会人野球のシダックス監督、06年から東北楽天ゴールデンイーグルスの監督を歴任。10年に再び解説者となり、現在多方面で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kaz

11
褒めるべきところは褒めるし、建設的な内容が多いし、今までの焼き直しは少ないし、最新情報も満載だし、ノムさんの本にしては珍しかった。2014/11/30

おくりゆう

10
毎度お馴染みのノムさんの本、という内容の本ですが、原監督評や捕手としての阿部選手評、4番に適任とする長野選手評など興味深いところもありました。2013/07/04

さきこ

7
「得意の時、すなわち失意の悲しみを生ず」 その言葉を落合中日に伝えていれば、今年の中日の惨状は避けられたのではないか…。2013/07/27

anken99

6
なんの気なしに購入したが、この本『阪神タイガース暗黒時代再び』を受けての対となる本だという。昨年上梓された本だが、このタイミングでも十分読み応えがあった。テーマがテーマだけに、王・長島に対する恨み節たっぷりかと思いきや、現在の巨人をフラットな視点で見ている。何よりも、褒めた記憶のない阿部に対して、賞賛ともいっていい言葉で何ページも埋められていたことには驚いた。次期監督として名前の挙がる松井に対する意見も、ノムさんならではのもので、納得させられる点多数。他作に比べて嫌味が全体的に少なく、すっきりとした気分。2014/11/12

トニー@柴崎は手塚の嫁

6
ノムさんの本は本当に読みやすくて、タメになる。野球を通して処世術というか、自分を客観視したり問題意識を持つために何をすれば良いかを教えてくれる。そして文面からノムさんの人となりが見えるのが面白い。今回の本もとても勉強になりました。ありがとうございました。2013/07/24

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