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内容説明
豆味噌で天下を取った秀吉。大豆パワーで頭脳を磨いた政宗。利家とまつのスタミナ夫婦膳。戦国十九武将登場。
目次
『食』でも登りつめた男(豊臣秀吉(豆味噌の握り飯;太閤スープと焼き味噌))
名だたる猛将は、時代のグルメ(前田利家・スタミナ夫婦膳;加藤清正・玄米(黒米)めし ほか)
短命!戦塵に消えた武将たち(上杉謙信・兵糧丸と芋の茎縄;武田信玄・甲斐のほうとう ほか)
70年以上時代を生き抜いた武将たち(徳川家康(麦めし;鯛の天ぷらと浜納豆) ほか)
江戸の『食』の仕掛人(春日局・七色飯;毛利輝元・鮭の氷頭なます ほか)
著者等紹介
永山久夫[ナガヤマヒサオ]
食文化史研究家。西武文理大学客員教授。1934年福島県生まれ。古代から明治時代までの食事復元研究の第一人者。長寿食や健康食の研究のほか、NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』、『春日局』等では当時の食膳の再現・時代考証も手がけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みえ
44
昔の人って、いろいろ体のこと考えて食事をしてたんだな~。やっぱり玄米、豆、味噌は体にいいんだな~。2018/04/29
さきん
23
現代とは大きく異なる食料事情であった戦国時代、『食』こそがひとつの武器であった。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら天下統一を引き寄せた武将たちが、尾張・三河地方から出現したのは決して偶然ではないと著者は断言する。そして今日、武将の食事が「健康・長寿」にも効果的だったことがわかっている。上杉謙信、武田信玄、毛利元就、明智光秀、石田三成、加藤清正、高山右近など、戦国時代を彩った漢たちの食卓を、食文化史研究家・永山久夫氏が、あざやかに再現する。2015/09/02
御餅田 もちこ
8
戦国時代〜江戸時代中心。明智光秀の汁講(今で言う鍋料理)がめっちゃ美味しそう。伊達政宗が料理に熱心だったのが意外だった。インスタント味噌(芋がら縄)とか鍋がない時の米の炊き方とか当時の人の知恵には感服するばかりです。2016/05/28
のり
6
戦上手な武将は、多くの場合、食事法の達人でもあった。弱音を吐いたら生き残れない厳しい時代。今こそ「武将メシ」の時代。食材、料理の選択によって、潜在能力を目覚めさせ、人間力をパワーアップする時代が到来したのである。武将たちの食事の嗜好がわかり興味深い。戦国時代は敵味方もなく、食事に毒が入っていないか毎回確認しながら食べていたと知りました。ほうとうや具だくさんの味噌汁はとても美味しそうです。大河ドラマでも武将によって食事内容に差をつけているのかなと気になりました。2016/08/27
美亜希
4
同じ作者の作品「戦国の食術: 勝つための食の極意」の内容にカラー写真をつけてよりわかりやすくした一冊。どれも栄養たっぷりで当時から「食」は戦国時代を生き抜くためには必要だったことがよくわかる。添加物バリバリのものばかりを食べている現代人よりもよっぽど健康的だったのではないのかな。2014/10/04