宝島sugoi文庫
プロ野球永久欠番タブーの真相

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  • サイズ 文庫判/ページ数 220p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800206169
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0175

内容説明

日本プロ野球界で永久欠番となった選手は全部で14人。王貞治、長嶋茂雄など、一時代を築いた錚々たる顔ぶれだが、その舞台裏には、球団のさまざまな事情が隠されていた!生え抜き主義の巨人で、なぜ金田正一は永久欠番を与えられたのか。金本知憲に永久欠番が与えられなかった阪神の事情とは。永久欠番になっても監督になれない衣笠祥雄…など永久欠番にまつわるウラ話が明かされる。

目次

第1章 「永久欠番」の系譜と暗闘(“外様”金田正一に栄誉を与えた正力松太郎の死と「4」の亡霊;長嶋茂雄によって昇華した背番号「3」とプロ野球の潮流;監督退任の交換条件となった吉田義男「23」の永久欠番 ほか)
第2章 「準永久欠番」誕生までの舞台裏(最大の功労者に冷たい対応 阪神タイガース伝統の外様冷遇体質;水面下で進むイチロー引退後の日米ダブル永久欠番「51」;松井秀喜の“帰るべき場所”を失わせた大田泰示への「55」譲渡 ほか)
第3章 永久欠番をめぐる裏エピソード(球団消滅で永久欠番も消滅!最大の栄誉を失った名選手たち;巨人のエースは「17」から「18」へ!球史におけるエースナンバーの功罪;永久欠番に消極的な日本球界…野球における“文化的価値観”の相違 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

18
永久欠番に関する日米の考えの違いはなかなか参考になりました。永久欠番の背景(何故ならなかったも含め)がわかり面白かったです。球団への忠誠心や外様だからというのは日本らしいと感じました。また金本選手のように藤田、和田選手という背番号を前につけていた選手とのバランスというのも判断が難しいと感じました。2022/08/06

岡 幸治

4
永久欠番について深く掘り下げています。あまりプロ野球に興味が無い人でも人間模様に興味があれば読む価値ありです。日本球界において永久欠番を授かった方は14人だけ。方や大リーグでは200位だそうです。その差を歴史の長さの違い、球団数の違い、そして文化の違いとして論じてますが納得できます。また「準永久欠番」というものもあるそうでこれは本書で初めて知りました。また某人気在阪球団の体質の悪さもやはりプロ野球の歴史を語るには「永久欠番」においても外せないのでしょう、載っています。戦争を挟んだ世代の活躍も読みごたえ有。2014/06/08

ムイシュキン

4
永久欠番にまつわる四方山話集。なぜアメリカに比べて日本で永久欠番が増えないのか?なぜ「18番」がエース番号なのか?等々今まで疑問に思っていたことがよくわかった。あぶさんの「90番」も準永久欠番ということも本書で気付かされた。面白い。2013/05/03

スプリント

3
永久欠番に秘められた様々なエピソードが紹介されています。実力も人気も抜群なのに球団首脳陣といさかいがあったことから永久欠番を逃した選手。準永久欠番ともいえる背番号を背負ったためにプレッシャーに押しつぶされて期待に答えられなかった選手。。。様々な球界裏話はどれも興味深いものばかりでした。2014/02/07

しゅう

3
日本球界に永久欠番が何故少ないのか、何故この人が欠番になっていないのか。そういった長年の疑問がやっと理解出来た。欠番もタイミングと運が必要なんだなぁ。2013/08/01

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