内容説明
プロレス史上最悪の「大型金銭スキャンダル」、「黒い詐欺マネー」に群がったノア幹部の行状をすべて明かす。事件詳細を大幅加筆した「完全版」。
目次
第１章 詐欺師とノアと暴力団―巨額詐欺事件の真相１（７年前の夏の日；東京湾と熱海の夜 ほか）
第２章 邪悪なアングル―巨額詐欺事件の真相２（過酷な資金調達；「三沢死す」―広島へ向かった永源と成田宗次郎 ほか）
第３章 敗者たちの声を聞け―失われた馬場イズム１（ノアが腐敗した「３つの理由」；潮崎からの「先輩ヅラ」メール ほか）
４章 「自由」からの逃走―失われた馬場イズム２（なぜ若者はノアを辞めるのか；ノアの「小橋問題」とその本質 ほか）
対談 泉田純ｖｓマイティ井上「仲田龍よ、ノアから去れ」
著者等紹介
泉田純［イズミタジュン］
１９６５年宮城県生まれ。東農大中退後、大相撲の東関部屋に入門。１９９１年に大相撲引退後、相撲教習所教官を経て全日本プロレスに入団。「ファミリー軍団ｖｓ悪役商会」やジャイアント・キマラとのタッグで人気を博した。２０００年、三沢光晴が旗揚げしたプロレスリング・ノアに参画。２００５年に選手会長に就任した。２００９年１２月、ノアを退団。その後「チーム頑（かたくな）」を結成、フリー選手として活動している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アスワンハイダム
1
この本の中で重要なファクターとなっている三沢、永源、仲田龍。そして著者の泉田純。全員急死の深い闇……2017/06/24
湘南☆浪漫【Rain Maker】
1
自分がプロレスから遠ざかっていた部分を埋める本。 気の毒だよね…。2016/05/07
siomin
0
2000年代前半にはプロレス界をリードしたノアですが、最近は新日に大きく水をあけられてしまいました。元所属レスラーが実情を語っていますが、やはりレスラーも社員も同じ方向を向いていないのが崩壊の原因なのでしょうか。金に汚く、足を引っ張り合い、人間関係は最悪。これでは良いものは生み出せないのがわかります。そのなかでの、社長の死…。著者も先日に亡くなりましたが、晩年を幸せに過ごせたレスラーが実に少ないのが、残念でなりません。2017/02/28
しょぼた
0
泉田、こんな目にあってたんだなぁ。全然知らなかった。詐欺師ってのは怖いね。騙されないように注意しないと。泉田が早く借金返済できるように願ってやみません。2016/08/06
tsukamg
0
悪い時には悪いことが重なる。2005年までのノアは順風満帆だった。すべてが良い方に回っていた。泉田さんが騙された詐欺師も、良い時のノアだったら、ノアに関わることはできなかったんじゃないか。物事がうまくいかない時、人はそういう空気を出して、詐欺師のような人間を引きつけるのか。2013/08/22
