宝島sugoi文庫
京都と闇社会―古都を支配する隠微な黒幕たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800202383
  • NDC分類 302.162
  • Cコード C0195

内容説明

歴史と文化の町「京都」には別の顔がある。世界的な観光都市であるがゆえに集まる富と権力。それをめぐる暗闘の歴史だ。暴力団からフィクサー、タレント、地元財界重鎮、同和団体、伝統仏教、新興宗教教祖…「古都」の“支配者”たちが入り乱れた、隠微な権力闘争と背徳の錬金術とは?京都の裏面をえぐり出す出色のルポルタージュ。誰も書けなかった現代京都、その黒幕の系譜。

目次

第1部 暴力団と黒幕たちの饗宴(京都駅前地上げ戦争の顛末―武富士、山口組、会津小鉄会、同和団体「崇仁協議会」の暗闘;宅見組長射殺事件の深い闇―中野会暴走の伏線になった「京都駅前地上げ戦争」の影;闇の“帝王”許永中、逃亡劇のミステリー―三〇〇〇億円が闇に消えたイトマン事件逮捕後の“空白”;京都政財界の黒幕・山段芳春の実像―京都信用金庫、近畿放送さえ牛耳ったフィクサーの生涯;京の闇を仕切った会津小鉄会・高山登久太郎―京都ほど暴力団に払う金が多い土地はない;タニマチ佐川清・佐川急便会長の錬金術―オレが後援会長やってる芸能人は二六人いる―と豪語した京の大富豪;餃子の王将脱税事件と部落解放同盟人脈―事件で浮かび上がったいわくつきの代理人の正体)
第2部 宗門と家元たちの饗宴(西本願寺の権力闘争で「差別発言でっち上げ」―部落解放同盟の威を借りた高僧にあるまじき政争;阿含宗・桐山靖雄管長の闇―電通と組んできた広告宗教の異名を持つ教団の集金術;現代のタブーとなった裏千家―下手にさわるとやけどする家元ビジネスの奥の院;細木数子と世にも不思議なお墓ビジネス―個人鑑定で霊感商法さながらに恫喝してきた過去;奇怪教団「無量寿寺」の正体―「宗教的野心家」久世太郎尊師の怪しげな過去)

著者等紹介

一ノ宮美成[イチノミヤヨシナリ]
1949年大分県生まれ。同志社大学文学部卒。新聞記者を経てフリージャーナリストに

湯浅俊彦[ユアサトシヒコ]
1937年京都府生まれ。立命館大学法学部卒。国家公務員、週刊『京都民報』記者・編集長を経て、1986年かもがわ出版編集長、1998年同会長。現在、同取締役常勤顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぺり

14
京都の絵にならないほうの歴史。光と影の影のほう。日本を代表する大手企業、そして生活を支える社会インフラが今の地位に至るまでに利権や莫大な金がうごめいていることや、そう遠くない過去の話であることを考えると、その上に成り立っている今の生活がとても不思議に感じる。今この瞬間も歴史は動き続けているはず。街並みの見え方が変わるの間違いなし(京都在住の方は特に)2020/12/10

小鈴

11
王将社長の射殺。。。そのニュースを見てこの本を思い出した。王将について書いてあったんだけど、確認したくても本棚にない。。。売っちゃったかな。。。京都は怖いよ。。。2013/12/19

小鈴

8
まえがきにも書いてますが、ネタは古く90年代から2000年代前半までのものです。今や鬼籍に入った方もいらっしゃいますが、これを読めば観光とは一味違う京都を味わうことができるでしょう。00年代バブル時に、京都の寺のさい銭や護摩代がファンドに化けて大儲け、という話をよく聞きましたが、それについては全く書いてません。80年代バブルの後日談みたいなネタが大半を占めます。残念。2012/11/01

reading

6
京都の裏の顔。このような怖さも古の歴史の産物か。つくづく独特な風土を感じる。2015/03/31

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

5
お金は人を狂わせますねー。それにつきます。2013/12/29

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