内容説明
自殺という最悪な結果になってしまった大津市のいじめ事件。しかし、このいじめ事件は氷山の一角にしか過ぎない。いままで、いじめ問題に携わってきた証拠調査士が実体験から教えるノウハウ。学校も警察もあなたの子どもを救ってくれない。
目次
第1章 いじめの本当の実態
第2章 闘う前に知っておくべきこと
第3章 過去の事件ファィルから闘い方を学ぶ
第4章 いじめ対策完全マニュアル
第5章 人権擁護委員とは何か
第6章 なぜいじめは隠蔽されるのか
著者等紹介
平塚俊樹[ヒラツカトシキ]
1968年生まれ。証拠調査士(エビデンサー)、武蔵野学院大学客員教授。大学卒業後、大手不動産会社を経て大手メーカーに勤務。年間1000件を超す、顧客からのクレーム処理を担当。在職中にクレーム対応ノウハウを蓄積。2004年、クレーム対応による企業の業積回復手法の普及を志して独立。日本唯一の危機管理専門コンサルタントとして、一般企業、医療機関、弁護士事務所を指導。2010年、平塚総合研究所を設立し、所長就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みゃーこ
59
学校や家庭、そして地域社会との連携が密であれば、一般的にいじめは起こりにくく、起きても解決が早い。そのためにも、関係機関や地域コミュニティとの連携協力を図ることは重要だ。さらに今日はネットなどの普及で複雑化している「いじめ」の問題の傾向と対策を探る一冊。「人権擁護委員」、警察、弁護士、探偵、担任、校長、教育委員、児童相談所、裁判所、心療内科等々、様々な機関とのつながりを活用するために当事者は「証拠集め」に全精力を傾ける覚悟が必要。2015/04/05
紙魚
2
そこまで言っちゃう?というほど具体策満載。とにかく証拠2020/12/02
ももちゃん
1
切迫しているいじめ被害者の親にとってはバイブルのような本かもしれない。一方でがここまでお金も労力もかけて証拠集めをしないと進まないのかとなんだかやるせない気持ちになった。 最後の方は特に政治団体の話の絡みもあって、言葉が少し過激的だった。筆者の怒り自体には同意できるのだけど疲れてしまった。「それって偏った見方じゃない?」と私は思ってしまった。勿論そういう側面もあるのだと思うけど、もう少し淡々と語ってもらった方が入りやすい。2025/03/20
まんず
0
エビデンサーという聞きなれない仕事。教育委員会と教育長、事務局の仕組みを初めて知った。いじめ事件が報道される度、教育委員会の対応に不満を感じることが多かったが、著者が言うとおり日教組がこうも絡んでいるのが真実なら・・・・・・・・・2016/12/13