内容説明
ショート・ショート・アンソロジーの決定版、書き下ろし文庫2冊同時刊行!!『このミス』大賞・日ラブ大賞・『このラノ』大賞作家総勢49名が描く、ひと駅の間に起こる様々なストーリー。5分で読める気軽さとは裏腹に、本格謎解きアリ・爆笑アリ・感涙アリの盛りだくさんな内容。乗車編は映画化で話題の『さよならドビュッシー』著者・中山七里ほか、「オサキ」シリーズが好調な高橋由太ら25名の作品を収録。
目次
本格謎解きひと駅ミステリー! オシフィエンチム駅へ(中山/七里)
誘う、決断の停車駅 揺れる最終電車(拓未/司)
本所深川事件帖 化け猫の皿編―オサキ宿場町へ(高橋/由太)
あなたはこの、斜め上のオチを読めるか? 斜め上でした(大間/九郎)
オレオレ詐欺の意外な結末! 通快バタフライエフェクト(矢樹/純)
難病を抱えた娘がくれた奇跡のメッセージ らくがきちょうの神様(上原/小夜)
華麗なる手さばきが、電車強盗を出し抜く! 電車強盗のリスクパフォーマンス(篠原/昌裕)
アニソンの神様 特別出張編―通りすがりのエイリアン(大泉/貴)
視線が痛い!浮いちゃってるオレ 浮いている男(堀内/公太郎)
最終電車で連続殺人鬼に遭遇したら…? 闇に向かう電車(柳原/慧)〔ほか〕
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
92
電車内で読んだのは1〜4話と22〜25話の8話。全25話で107分所要。18分の節約か。2013/07/31
りゅう☆
90
乗車した電車で不思議な体験したり、予想外の展開あったり、ホラーめいてたり、温かく優しい気持ちになったりな25話。短すぎてタイトルみてもパッと内容が思い出せないのも正直多いかな?『揺れる最終電車(拓未司)』『斜め上でした(大間九郎)』『痛快バタフライエフェクト(矢樹純)』『電車強盗のリスクパフォーマンス(篠原昌裕)』『海天警部の憂鬱(吉川英梨)』『ダイヤモンド(沢木まひろ)』がまぁまぁ。夫婦の出会いを描いた『地下鉄異臭事件の顛末(喜多喜久)』が好き。『宿命(深町秋生)』の切り裂きマヤシリーズも気になる。2015/11/28
やも
87
これは(・∀・)イイ!!作家さんってすごいね、数ページの起承転結どんでんがうまくて。お初の作家さんがほとんどだったけど、全員面白かった。10日後には忘れてそうな話多しだけど、その気楽さが隙間時間に読むにはぴったり✨2024/03/12
ひらけん
82
いやあ、作家さんはホンマに凄いよって感心するわ。ページ数がたった数ページしかないのにこれほど話を面白くできるんやな。ホンマに五分で読める、さくさく読める。スマホでゲームしながら気軽に読めてしかもあっと驚く結末が待ってるんやからな(笑)斜め上でしたは何回も笑ったし、空想女子は悶絶中はなんでこんな話が書けるんやろ、どんだけの妄想よってこれも笑いまくりやったな(笑)でも、シリアスな話もありミステリーもあり、また、こんなショートストーリーの小説を読みたくなったわ2016/03/02
あつひめ
78
25個の世界が広がっている。ジャンルが様々で、後に引かないからスッキリ感もある。これが褒めていることになるかどうかわからないけど、私的には気に入った。初めての作家さんも居たので、自分の読書の範囲を広げられた気もする。2015/08/01