出版社内容情報
暗黒の神官が、神の力で異世界を支配する!
始まりは名前も知らない異世界の地だ。そこの薄汚れた下水道で、俺は浮浪児共に抱き着かれた格好で目を覚ました。チート?んなもんねえよ。あるのは、朧気な『ディートハルト・ベッカー』とかいうガキの記憶と、そいつにあったアスクラピアの『神官』としての力。俺は生き残る為に、こいつを少しばかり使える力にしなきゃいけない。アスクラピアの二本の手。一つは癒し、一つは奪う。復讐と癒しを司り、自己犠牲を好むしみったれた女神、『アスクラピア』に永遠の祝福(災い)あれ!!
内容説明
三〇超えのしがないサラリーマンの“俺”は、気がつくと異世界の薄汚れた下水道にいた。ディートハルト・ベッカーというみすぼらしい子供に生まれ変わっており、視界には浮浪児や獣耳の子供たちが。状況が分からない中、ディートハルトは子供たちのリーダーであるアビーに、己が何者でどんな能力を持っているのかを知るべきだと言われ、占い師の前に引きずり出される。結果、ディートハルトには神官の力が備わっていることが判明。その力でモグリのヒール屋として一稼ぎする生活が始まる。第11回ネット小説大賞小説賞受賞!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はじめまこと
7
これは面白いわ 久々に良い異世界転生を読んだ アイデンティティ混合型憑依転生による聖職者としての信仰・矜恃と現実主義・虚無主義が上手く溶け合った素晴らしい主人公 やはり最強系主人公は世界にとって爆弾でなければならないんですよ 明確に異物で存在するだけで世界秩序をかき乱すしかし取り除こうとすると大変な目にあうので誰にも取り除けずにただ縦横無尽に振る舞うべきなんですよ その点においてこの作品はもう文句の付けようがない満点ですわ ヒロインも可愛い この文体でこの主人公なのにしっかりキャラ立ちと可愛さを↓2024/10/25
nishiyan
7
気が付くと名も知れぬ異世界でディートハルト・ベッカーという少年に生まれ変わっていた30越えのしがないサラリーマンだった俺。スラムのリーダー・アビーに占い師の前に連れていかれた俺は神官の力を発現させるとモグリのヒーラーとして生きることになるのだが…という物語。頭脳明晰だが、かなり癖の強い主人公が同じように癖のある神の力を得ているのだから面白い。そして意識下の俺とディーのせめぎ合いも興味深かった。スラムの面々を振り回しつつ、自分を縛る鎖となりそうな冒険者との縁を断ち切る様は結構、驚いたかな。次巻が楽しみ。2024/10/11
サマタ
0
面白い2025/04/23
ききぞう
0
これは面白いです。 主人公を含めた登場人物のキャラがハッキリしており、ストーリーの進みも悪くないです。 続きに期待が持てます。2025/04/05
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