出版社内容情報
召喚された聖女は傷だらけの幼女でした……
この子は、私がたっぷり愛しますっ!!!
「私は聖女を愛さなければいけない。だから君を愛することはない」
夫となるユーリ陛下にそう言われたエデリーンは、お飾り王妃として静かに日々を過ごしていくことを決意。
だが、いざ聖女が召喚されたと思ったら……えっ? 聖女は5歳?
その上、おびえ切って体には殴られた痕跡が……。
悲惨な姿を目の当たりにしたエデリーンは、ある決意をする。
身も心も傷ついた幼女が、エデリーンにひたすら甘やかされ愛されて何気に無双しながら、すくすく成長してゆく――。
子育てから始まる、家族愛のほのぼのファンタジー始まります。
内容説明
「私は聖女を愛さなければいけない。だから君を愛することはない」夫となるユーリ陛下の言葉を受け、エデリーンはお飾り王妃として過ごすと決意。マキウス王国では国の繁栄のため、陛下が異世界から召喚される聖女を愛する使命があった。だが、聖女が召喚されたと思ったら…えっ?5歳?その上、体には殴られた傷跡が…!悲惨な姿を目にしたエデリーンは宣言。「この子は、私がたっぷり愛します!」身も心も傷ついた幼女が、エデリーンに愛されて何気に無双し、すくすく成長していく―。子育てから始まる、ほのぼの疑似家族生活スタート!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
23
★★★★★国王が代替わりする際に聖女が召喚され、慣習として新たな国王と結婚することで平和を維持してきた国を舞台に、お飾りの王妃となった主人公が何故か召喚された5歳児の聖女の母として子育てに奮闘する様を描いた作品。面白かった。青あざだらけで大人たちに怯え、今にも死んでしまいそうな幼女の姿は、たとえ物語の中だったとしてもとてもじゃないが見るに堪えれなかった。そんな彼女に対して臆さずに救いの手を差し伸べて、自分の娘として慈しむ主人公の翳りの無い善性がとても良かった。2023/09/23
nishiyan
12
父の策略で王妃となったエデリーン。夫となるユーリ殿下は慣例通り異世界から召喚した聖女との結婚を決めていたのだが、当の聖女アイは5歳であり、転移前に虐待されていた疑いがある彼女をエデリーンが全力で愛することで次第にユーリの心境も変化し始めて…という疑似家族ファンタジー。何といってもアイが可愛い。妹たちの面倒を見てきたエデリーンが甲斐甲斐しい世話する様も心地よく、聖女の力だけではなく、二人の間に生まれた愛が周囲を巻き込んでいくのも好感が持てた。しかしショコラは身バレするのかしら。気になるところ。次巻が楽しみ。2023/03/18
サキイカスルメ
9
異世界から召喚した聖女が愛されることで国の平和が保たれてきた世界。召喚された聖女は5歳、そしてその怯えた様子から彼女を守ることにした王妃エデリーンの子育て奮闘記。いや、アイのかわいさにメロメロな最強お母さまになるお話ですね。面白かったです!!主人公エデリーンが心から優しい女性なのが良かったです。若干空回りしがちで不憫な陛下や、エデリーンのアイを愛しさからの暴走などコメディ要素もあり楽しかった。2025/03/09
かける
4
国王の代替わり毎に聖女が召喚され、王妃になる国。国王ユーリとお飾り王妃になったエデリーンの前に5歳の聖女が召喚された。国王夫婦はじめ周囲に愛されてるアイの一挙手一投足が可愛い。それを愛でる人々も。絆されたショコラのこの先も気になる2024/09/05
由貴
4
KU。タイトルまんまな話。愛されて天真爛漫になっていくアイに、それを可愛がる周囲の人々、パパとママになった王と王妃はいい雰囲気になっていき…とストレスなく読める作品だった。やらしい雰囲気にしようとするショコラには笑ってしまった2024/08/21