小説 わたしは光をにぎっている

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小説 わたしは光をにぎっている

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  • サイズ B6判/ページ数 159p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800009067
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

両親に代わって育ててくれた祖母・久仁子の入院を機に東京へ出てくることになった澪。都会の空気に馴染めないでいたが「目の前のできることから、ひとつずつ」という久仁子の言葉をきっかけに、居候先の銭湯を手伝うようになる。昔ながらの商店街の人たちとの交流も生まれ、都会の暮らしの中に喜びを見出したある日、その場所が区画整理によりもうすぐなくなることを聞かされる。その事実に戸惑いながらも澪は、「しゃんと終わらせる」決意をする―。

著者等紹介

梅原英司[ウメハラエイジ]
シナリオライター。株式会社プロダクション・アイジーに所属したのち、現在はフリー。2020年初春公開予定の中川龍太郎監督作品「静かな雨」の脚本を中川監督と共同執筆している

中川龍太郎[ナカガワリュウタロウ]
詩人、映画監督。高校在学中から『詩集 雪に至る都』を出版するなど、詩人として名を馳せる。大学在学中には独学で映画制作を始め、「愛の小さな歴史」と「走れ、絶望に追いつかれない速さで」が東京国際映画祭にて2作連続、かつ史上最年少で入選し、映画監督としても一躍その名を轟かせる。2017年には「四月の永い夢」が第39回モスクワ国際映画祭で、国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評連盟特別表彰を受賞するなど、現在世界が最も注目する映画監督である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねおん

3
映画の公開を心待ちにしていた作品の小説。とても読みやすかったし、主人公の澪に何となく自分との近しいものを感じて読んでいて心地よかった。澪の成長物語のようでいて、「場所」にスポットを当てた作品と監督があとがきでおっしゃっていてなるほど…と。素敵だなぁ。生きているといろんなことがあるけれど、光の方へ向かっていたいな。どんな時でも自分の中で大切なものを握りしめて、しゃんとしよう。カネコアヤノさんの寄稿もよかった。主題歌がとっても素敵なので映画館で聴けるのがこれまた楽しみ。早くスクリーンで観たい!2019/11/20

は?

2
昭和の香りのする街並みにある銭湯を中心にしたノベライズ 少し人間関係が苦手な主人公の成長にエール / 再開発は必要なことかもしれないが,そこに住む人たちの人間関係も再構築しなければならない事を考えさせられる 人は街並みを育て,街並みは人を育てる 街は一瞬で変われるかもしれないが,人は一瞬では変われない2019/12/16

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