内容説明
人類が地球から旅立ち、8世紀あまり。遠く離れた銀河で、巨大な帝国を築いたゴールデンバウム王朝と民主共和制を掲げる自由惑星同盟が長い間戦争を続けていた。宇宙歴796年、帝国暦487年、膠着状態が続いたこの戦争だったが、帝国軍上級大将のラインハルト・フォン・ローエングラムと同盟軍准将のヤン・ウェンリーが、アスターテ星域で相まみえたことで変化の兆しが現れる―。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年10月22日生まれ、熊本県出身。1978年に第3回幻影城新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
68
シリーズ1(全10巻) ”三体”の作者がファンだそうで、読んでみた。 スぺオペ三国志 帝国側が皆ドイツ語名前なので最初ちょっと引く。 さて、面白くなるんだろうか。読み切れるんだろうか 同作者の創竜伝は面白かったんだけどな2021/10/04
だいだい(橙)
21
アニメ前作でとっくに知っている話なんだけど、小説できちんと読むのは初めてに近くて。アニメ新作が始まったので買ってみました。なんというか、この独特の世界観にはまるけど、書かれた当時から現実世界の技術の進歩があって、一部の記載が陳腐化してしまうのはSFの運命なのかな。ヤンは最高。組織の中で悩めるサラリーマンの心がスッとするおすすめキャラです。2018/04/30
なつりか
14
★★★★⭐ (;・д・)👉 ファイエル!2021/05/02
yuka
12
アニメで興味を持ったので呼んでみたが、ラインハルト、キルヒアイス、そしてヤンの幼少期が詳しく描かれていたので、より各々の人物像を掴むことができた。また、この1冊で3人の裏表の性格や成長を別のキャラクター(例えばオーベルシュタイン)からの観点で感じ取れる点に、田中芳樹氏の力量に改めて感銘を受けた。特に、ヤンが少しずつ自分が果たす「役割」を戦争から得つつある姿を見て感じた。そして、独裁政治と民主政治の欠点を比較しながら読める点も良い。引き続き多くの展開が待っているこの作品を、あらゆる角度から読んでいきたい。2020/08/28
ともも
12
20年ぶりくらいの再読。変わらず面白い。若い頃は興味無かったキャラが気になりだした。オーベルシュタインは意外とまともな事を言ってる(゚ロ゚)2020/05/16