出版社内容情報
いつもひとりぼっちのクマくんは、春になる前に冬眠から目を覚ましてびっくり。胸にあったはずの月のもようがありません。月を探しに出たクマくんが森の中で出会ったのは、同じく月をなくした女の子でした。
内容説明
クマくんはとうみんからめをさましてびっくり。むねにあったつきのもようがなくなってる!月をなくしたふたりが見つけた出会いのよろこび―
著者等紹介
谷口智則[タニグチトモノリ]
1978年大阪府生まれ。金沢美術工芸大学日本画専攻卒業。絵本作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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anne@灯れ松明の火
26
新着棚で。ひとりぼっちのクマくん。冬眠から目覚めたら、胸の月の模様がない! 探していると、同じように月に関するものを探す女の子に出会って……。体の模様がなくなって、探すという発想がおもしろい。ひとりで探し物って、不安だね。不安、寂しさを分かち合えて、良かった。他にも大切なものを見つけるというラストも素敵。谷口さんの独特な絵は味わいがある。ただ、女の子がもう少しかわいいといいのになあ。2022/07/09
マツユキ
20
一人ぼっちのクマくんが冬眠の最中に目覚め、月の模様をなくしたことに気づき…。偶然出会った女の子とのやりとりが楽しく、ほっとする絵本でした。2022/08/13
みさどん
18
絵が好きだった。クマと女の子が普通に森で出会って、なくした胸のツキマークを探す。本来は赤ずきんのような風貌の女の子の宿敵がクマなのに 笑。普通に助け合って、普通に暮らす。女の子の表情も可愛くなくて、そこが笑える。版画のような黒味のある絵がいいんだな。2024/02/14
みよちゃん
18
冬眠中目が覚めたクマくん。三日月模様が消えてビックリ。探しに出たら三日月のペンダントを無くした子に会います。一緒に探しているうちに、仲良しに。美味しいものに出会うのは絵本を読む楽しみ。2022/07/27
はるごん
14
冬眠から目覚めたら大事な月の模様をなくしたくまくん。息子は「冬眠ってなんだろう?」から始まりました。可愛らしい話でした。2023/12/09