出版社内容情報
「ヤングケアラー」とは、どういうものなのか、またどのような困難を抱えているのかを様々な角度で取り上げ解説するとともに、背景にある少子高齢化の問題等広く社会問題として広げ、わかりやすく解説。ヤングケアラー問題理解の入門書。
内容説明
「ヤングケアラー」はおとながするように家族のケアをしている子どものこと。では、ケアって何だろう?どんなことにこまっているの?最新の調査結果と取材をもとに、ヤングケアラーをとりまく状況を解説。支援のとりくみや、背景にある社会問題とあわせて、だれにとっても身近な課題としてヤングケアラーを理解する入門書。
目次
第1章 くらしの中のケア(うつりかわる家族のすがた;家事をする;幼い子どものケア;高齢の家族のケア;障がいがある家族のケア;病気をかかえる家族のケア;日本語が不自由な家族のケア;家計を助ける)
第2章 ヤングケアラーのいま(ケアをになう子どもたち;どんなケアをしているの?;どのくらいケアをしている?;学校生活や健康にはどんな影響があるの?;進路を選ぶときこまったことは?;相談できる相手はいるの?;家族をケアすることをどう思っている?;ケアは家族が行うもの?)
第3章 ヤングケアラーを助けるしくみ(子どもがもつ権利;子どもをまもる制度;市区町村;都道府県;学校;社会福祉協議会;介護サービス事業者;地域包括支援センター;民間団体(NPOなど)
民生委員・児童委員
病院
当事者グループ)
第4章 ヤングケアラーはなぜ生まれるか(ケアを必要とする人たち;ひとり親家庭がかかえる困難;女性がケアをになってきた;介護保険制度と家族;障がいのある人が地域でくらすために;ヤングケアラーをささえる)
著者等紹介
濱島淑惠[ハマシマヨシエ]
大阪歯科大学医療保健学部教授。1993年、日本女子大学人間社会学部社会福祉学科を卒業し、1999年に同大学大学院人間社会研究科博士課程後期満期退学。2017年、金沢大学で博士(学術)を取得。専門は高齢社会における介護、家族、ワークライフバランスなど。2016年、日本初となる子どもを対象としたヤングケアラーに関する実態調査を行い、19年にはヤングケアラーたちの集い「ふうせんの会」を有志とともに立ちあげた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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