出版社内容情報
おたまじゃくし時代は、いろんな生物に食べられてしまうけれど、大きくなれば、逆に小さな虫を食べながら悠々自適? いえいえ、そんなことはなく、大きくなっても、危険がいっぱい! そんなアマガエルのスリリングな一生をダイナミックに描いた絵本。
内容説明
あまがえるはにんじゃがえる。かべにとまればちゃいろにへんしん!てきにきづかれないようかくれます。それでも、あまがえるのまいにちは、きけんがいっぱい?!
著者等紹介
谷本雄治[タニモトユウジ]
名古屋市生まれ。プチ生物研究家・児童文学作家。身近な生き物の飼育や観察にもとづく作品を発表
サトウマサノリ[サトウマサノリ]
福島県相馬市生まれ。武蔵野美術大学卒。絵本作家・イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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annzuhime
38
購入本。かえる好きの6歳次女のために。どこかで見た雰囲気だと思ったら、この前このシリーズのかぶとむしを読んでいました。かえるの生態を分かりやすく教えてくれつつ、可愛さをヒシヒシと感じられる絵本。ハサミムシに挟まれているあの顔!かえるちゃんの戸惑いが伝わってきてすごく好き。我が家のかえるのケロちゃんもよく体がテカテカしてるけど、脱皮した直後なのかな。2022/08/19
遠い日
5
近くに田んぼはないのに、梅雨時になるとどこからかカエルの声が聞こえてくるのが不思議です。カエル絵本を選んでみました。何と言ってもサトウマサノリさんの絵がすばらしい。あまがえるの生態を一年を巡って描く。水かきはどのカエルにもあるけれど、吸盤があるのはあまがえるの最大の特徴。体の色を変えて擬態すること、何度も脱皮すること、モズの早贄にされること、そして冬越しのこと。あまがえる、出会えばわたしはじっと見てしまいます。2023/05/30
遠い日
4
サトウマサノリさんの絵を求めて。アマガエルの生態を一年を巡り、やさしく説く。もう何年もアマガエルを目にしていないような気がする。生き抜くための体色を変える擬態や、「皮を脱ぐ」行為など、おもしろい特徴も印象的。天敵も多い。早贄にされたアマガエルも、自然の一環の中の存在。命の不思議を感じます。2022/09/02
しい
2
生きてる事が奇跡と思わせてくれる2022/08/21
コリー
0
息子が保育園でカエルを見つけたらしい。だんだんカエルに会える季節なので読む。カエルの体より小さい幼虫が天敵だったりするのにビックリ。2023/04/16