内容説明
「教えること」が授業なのか?子どもたちが、自分で考え、自分で行動できるようになった!
目次
これが子どもたちの思考力が育つ東菅小学校の教室・廊下・掲示
第1章 東菅小学校の物語(プロローグ 東菅小学校の「子どもが自分で考える授業」ってどんな授業?;ごく普通の公立小学校に全国から視察の先生が;子どもたちの発言だけで授業が進んでいく? ほか)
第2章 子どもたちの思考を育む「すべ」とは(「すべ」とは未知の問題に子どもが自ら取り組める力;「すべ」は「教える」ものではない;無意識に使っていた「すべ」を意識的に使えるようにする ほか)
第3章 実践報告 東菅小学校の思考の「すべ」を使った授業(すべ「比較」の実践 1年国語 ひらがな;すべ「比較・関係づけ」の実践 1年 日常生活;すべ「話型(言葉を拾う)」の実践 1年 各教科 ほか)
著者等紹介
角屋重樹[カドヤシゲキ]
昭和24年三重県生まれ。広島大学大学院教育学研究科教科教育学(理科教育)専攻博士課程単位取得退学。博士(教育学)。広島大学教育学部助手、宮崎大学教育学部助教授、文部省初等中等教育局教科調査官、広島大学大学院教育学研究科教授、国立教育政策研究所教育課程研究センター基礎研究部部長を経て、日本体育大学大学院教育学研究科長、広島大学名誉教授、国立教育政策研究所名誉所員、日本教科教育学会常任理事。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やなせトモロヲ
1
★★★☆☆ 学校は校長で変わるのね。それはそうと、もう少し具体的な授業事例があれば。2023/11/05
chietaro
1
面白かったです。教職員集団での議論や葛藤が相当あったと思います。目の前の子どもたちに何をしようか考えるきっかけになりました。あと、この学校の前身は明治時代から始まっていて、地域の人々が維持に苦労したと書かれていました。代々支えられている学校、熱いものを感じます。2020/05/03
先生すごいな
1
すべを教えるではなくて、すべが子どもたちに染み込んでいき、子どもたちが活用できるように、どうするかどうできるか全職員で悩んできたことが分かる。 研究推進校をしれっと引き受けているが、そこに至るに反対の教員はいなかったのか。いなかったのであればそれはどんな職員室風土があったのか。何年にも渡って研究をしていける教師集団になった秘密を知りたい。2020/02/09