戦場の秘密図書館―シリアに残された希望

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戦場の秘密図書館―シリアに残された希望

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  • サイズ A5判/ページ数 184p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784799902516
  • NDC分類 K936
  • Cコード C8098

内容説明

シリア内戦下の町ダラヤ。政府軍による完全封鎖。日常的な空爆、食料・物資の絶対的不足…そんな絶望的な状況の中、明日への希望をつないだのが、図書館、本だった。戦場となった町の地下につくられた秘密図書館を守りぬいた若者たちの感動のノンフィクション。

目次

アムジャド
シリアの「アラブの春」
バーシトとアナス
ダラヤに残った若者たち
本の救出作戦
シハーダと「評議会」
図書館、開かれる
サーラと子どもたち
希望の壁画家、アブー=マーリク
歯学生、アイハームの挑戦
本を愛する兵士ウマル
図書館、爆撃される
どんな本が好きですか
アーイシャの夢は
限界
ウマルの死
図書館との別れ
イドリブ県
図書館の最後

著者等紹介

トムソン,マイク[トムソン,マイク] [Thomson,Mike]
BBCの特派員記者。バルカン半島、ソマリア、イラク、アフガニスタン、スリランカ、ミャンマー、コロンビアなど、数多くの紛争地帯の取材や、アメリカ大統領選挙、ハイチの地震、カダフィー政権の崩壊、ネルソン・マンデラの葬儀など、様々な世界的事件を取材してきた。2011年から始まったシリア内戦下で、政府軍に完全包囲され孤立したダラヤの街の地下にできた秘密図書館を中心にしたドキュメンタリーラジオ番組で、2つの大きな世界的賞を受賞

小国綾子[オグニアヤコ]
1966年、大阪生まれ。新聞記者。著書『アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた』(径書房、ミズノスポーツライター賞優秀賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲンキ

154
私にとって、遠い国だったシリアのことを本書で痛切に学ぶことができ、運命的な一冊になりました😢。大半の人は内戦で生まれ育った街を逃げ出すしか生き延びる術がなかった。でも、その街を捨てきれなかった子どもたちが、廃墟に残された本を爆撃の影響の少ない地下室に命がけで移し、「秘密図書館」にして本の素晴らしさを広めていく。しかし内戦悪化で彼らはその街を去らなければならなくなる😢。でも彼らは新天地で移動図書館のバスを走らせ、本の素晴らしさを再度届ける😂そして、いつか秘密図書館を再建したいと🙋。感動ものです😭2020/01/29

seacalf

95
本が好きなすべての人におすすめ。児童書の為、大変読みやすい。むごたらしいアサド政権下のシリア内戦は一言では言えない複雑な様相を帯びているけれど、遠い異国シリアで生きている人々の息遣いを我が事のように身近に感じられる。1日に1食、それも大抵はスープしか食べられない。ライフラインを全て破壊されて殆ど瓦礫だらけの街で狙撃兵に命を狙われながらの本を救出し、秘密図書館を運営。そこでは本の貸出のみならず、様々なイベントが催される。杓子定規な報道では窺い知れない、胸を打つ生の声が沢山ある。今年のベスト入り決定の一冊。2021/06/14

アナーキー靴下

79
シリアの秘密図書館について、恥ずかしながらまったく知らず、お気に入りの方のおかげでこの本に出会うことができた。ページ少なめ、文字大きめの児童書で、読むだけならすぐに読み終わるボリューム。ただ、ひとつひとつの言葉の重みに、たびたびページをめくる手が止まる。その重みは決して悲惨さ、残酷さからの苦しい重みだけではなく、戦場の子供たちが胸に抱く希望の眩しさに、強く心を揺さぶられるような重みでもある。彼らに何もしてあげられていないのに、こんな感動をもらってよいのだろうか。シリア情勢は複雑、なんて単純化していたのに。2021/05/27

ぶんこ

65
自国民どうしが戦う内戦という悲劇。武力ではなく、現政権への抗議デモをした人々。そういった自国民を、自分にはむかったからと圧倒的な武力で制圧する政権。学ぶ場を奪われ、夢も持てなくなっていく子どもたち。読んでいると息苦しくなる。そんな中、激しい攻撃から逃げる事なくダラマに残った人々は、兵糧攻めにあいながらも残された本を集め、自力で図書館を作り上げる。『体が食べ物を必要とするように、魂には本が必要』『本は雨。降り注ぐ土地に草木が育つように、本を読めば人間の知恵は花開く』心に訴えかける言葉がたくさんありました。2020/11/29

NAO

54
シリアのダラヤがアサド政権によって包囲されたのち、若者たちが崩壊したビルの地下室に秘密図書館を作った。彼らがどうやって図書館を作りどのように活用していたかが、写真とともに紹介されている。残念なことに、ダラヤは2016年夏に陥落し秘密図書館は破壊された。本は没収されたり踏みにじられたりした。それでも、この秘密図書館で本を読んだ人々は、決してその経験を忘れないだろう。そして、本を読むこともやめないだろう。2025/04/12

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