内容説明
どんどろじまのわるいようかいをたいじにいくぞ!へのたは、なかまたちとどんどろじまにむかいます。さあ、いもや、くりや、かきをたくさんたべて…。古典絵巻がゆかいな絵本になりました。
著者等紹介
苅田澄子[カンダスミコ]
出版社勤務の後、フリーで編集をしながら児童文学作家・小沢正氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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anne@灯れ松明の火
34
新着棚で。苅田澄子さんのお話はどれも面白い♪ つちだのぶこさんの絵が、それをますます盛り上げる♪ タイトルからして、子どもたちの心をぐっとつかむ(笑) 犬、猿、雉、ということは桃太郎へのオマージュ? 最後に、奥付を見てビックリ! 『神農絵巻』という江戸時代の絵巻物が実際にあって、それを元にした絵本化だそうだ。昔から、こういう話で楽しんでいたんだね~。村人たちを困らせる妖怪退治に向かう へのた一行。もちろん武器はおなら(笑) 武器の燃料が、芋、栗、柿なので、秋冬に読むのがオススメ♪2019/12/04
ふじ
18
新刊。我が家のへっこき息子に読み聞かせ。オナラで戦う桃太郎、みたいな内容だから様々なパロディかと思いきや、江戸時代の絵巻が元になっているそうで。今も昔もみんなおなら大好きということ。2019/12/11
にゃんた
17
題名で想像はつくよね、へっこき。お供のメンバーはどう見ても桃太郎!だけど妖怪退治にレッツゴー!おしり探偵のようなデジャヴの絵だけど笑えます!どっちが先なのかわからないけどおならがすごい人は強いという共通認識ですね!2020/03/14
ツキノ
10
(E-40)江戸時代の絵巻物に発想を得てできた絵本とのこと。悪い妖怪たちに困らされていた村人たちがへのへのやまのてっぺんに住むというへのたに助けを求める。村人の予想を裏切り、へのたさまは小さな男の子。しかしでっかいへで妖怪たちをやっつける。楽しいおはなしなのだけれど、昔話をたっぷり味わってから読んだ方がいいかな。大人気の「おしりたんてい」の昔話版か。2020/02/19
遠い日
7
おおらかな「屁」の話。『神農絵巻(神農化物退治絵巻)』という実際の出典があるそうでで、屁こき話のユーモアは人の暮らしに密着したものであると感じます。桃太郎に感化されたストーリーですが、出てくるのは鬼ではなく、妖怪。すっごい屁の戦いが見ものです。2020/09/27