出版社内容情報
『100人のサンタクロース』は,ここからはじまった!
おかの上に,おおきいサンタとちいさいサンタが住んでいました。プレゼントを配り終えたふたりの家に,もう1枚ずつ,てがみが届いていました。近くに住んでいるのに話をしたこともなかったふたりは,初めて話をすることに…。「100にんのサンタクロース」の前日譚ともいえる作品です。
内容説明
あるおかのうえに、おおきいサンタとちいさいサンタがすんでいました。プレゼントをくばりおえたふたりのいえに、もう1まい、てがみがとどいていました。てがみにかかれていたおねがいは…?『100にんのサンタクロース』のおはなしのまえのおはなし。
著者等紹介
谷口智則[タニグチトモノリ]
1978年大阪府生まれ。金沢美術工芸大学日本画専攻卒業。絵本『サルくんとお月さま』で絵本作家としてデビュー後、フランスの出版社Le petit lezard社より絵本『CACHE CACHE』をはじめ、日本だけでなくフランスやイタリアなどで数々の絵本を出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
165
こういう真っすぐに幸せを描くお話、大好きです。おおきいサンタさんと、ちいさいサンタさん、それぞれに届けたいものがあって、手紙を贈って気持ちを伝え合う。ベルの音が聴こえてくると、幸福が街中に広がっていく、12月にぴったりの素敵な絵本。人と人って、意思の疎通ができるまではお互いがすごく遠くに感じるけれど、ふとしたきっかけがあれば手と手を取り合えるし、そうなれたらどんなに遠くになったとしても寄り添えている。クリスマスが終わる頃、サンタさんも喜びを分かち合えていることだろう。一緒になれてよかったね。笑顔とともに。2024/12/03
パフちゃん@かのん変更
72
おおきいまちには身長200cmの大きいサンタさんが、ちいさいまちには身長64cmの小さいサンタさんが住んでいました。あるクリスマスの夜、二人がリクエストされたプレゼントは・・・。というわけで、それからは二人は仲良く協力するようになったそうな。なるほどね。2015/12/14
Natsuki
58
『おおきいサンタとちいさいサンタ』お隣さんでありながら、話をすることのなかった二人。得意不得意、臨機応変、適材適所。可愛らしいフォルムのサンタに、味わいのある色合いの絵も素敵です?2017/11/23
ゆか
51
面白かった。100にんのサンタクロースを読んでいないので、そちらも読んでみたい。交流のなかったふたりのサンタが、無理だと思っていたプレゼントを交換して届けることで、協力でき仲良くなるというお話。二人の対比がすごく良かった。できないことがあっても、いいんだなあと思える本でした。2016/01/07
annzuhime
47
図書館本。隣同士のおおきいサンタとちいさいサンタ。お互い関わらないで暮らしていたけど、ある日それぞれに届いた手紙の内容がー。谷口さんの絵が好き。どのキャラクターも憎めないあの表情。ずっとお互いを知らなかったサンタさんたち。これからは2人でステキなクリスマスを過ごせるね。2021/12/16