内容説明
全ての知性あるピアニスト、学習者、ピアノ教育者へ。「ピアノ演奏の一面」だけにとどまらず音楽・演奏・教育についての「創造的な考え方」を提案する画期的なオリジナル日本語版!演奏による手の故障を克服してステージに帰り咲きたいピアニストにもお薦めの書。
目次
第1章 音楽とは
第2章 メソッドとピアノ指導法のタイプ
第3章 ピアノ演奏テクニックについての考察
第4章 演奏を原因とする手の障害
第5章 ペダルについて
第6章 ピアノ教育における師弟関係
第7章 音楽における美意識について
第8章 音楽の「今」とピアニストの新しい課題
著者等紹介
ユジャニン,ニキタ[ユジャニン,ニキタ] [Juzhanin,Nikita]
国際的に高名なピアノ教授。ロシア、サンクト・ペテルブルグにてP.セレブリャコフに、モスクワにてG.ネイガウスに師事、またN.マガロフ、E.ギレリス、J.フリエール他の著名なピアニストの薫陶を受けた。音楽及び理学(哲学と心理学)の博士号を取得。また、国立研究所(当時レニングラード)で職業病と外傷のための特別な教育を受けた。1968年にサンクト・ペテルブルグ音楽院の教授に就任、以来26年間同職(内10年間は学部長)を務めた。1987年より国立グネーシンアカデミー(モスクワ)、中央フィンランド音楽院の教授を兼任。ユジャニン氏の多くの生徒が著名な国際コンクールで入賞、また現在様々な国(ロシア、フランス、ドイツ、アメリカ合衆国など)でコンサートピアニストとして、またピアノ教授として活躍している。現在、フィンランドに在住
石井久美子[イシイクミコ]
埼玉県出身。日本国内の音楽大学を卒業後、サンクト・ペテルブルグ音楽院Postgraduate Course under Nikita JUZHANIN修了。1999年よりニキタ・ユジャニン教授に師事しピアノ演奏法、教授法を学ぶ。2009年より現在までユジャニン教授のマスタークラスにて助手を務め、指導にあたっている。国際ショパンシンポジウム、国際バッハシンポジウム、国際ラフマニノフシンポジウム(アメリカ)、国際ピアノシンポジウム(ドイツ)に参加しコンサートに出演、フィンランドや東京でのソロリサイタルなど、国内外で演奏活動を行っている。Maestro Japan主宰
永木早知[ナガキサチ]
東京藝術大学、英国王立音楽大学大学院卒業後、中央フィンランド音楽院にてニキタ・ユジャニン教授に師事、同音楽院にて氏のアシスタントを務めた。ロンドンでのデビューリサイタル以来、ヨーロッパ、ロシア、日本、南北アメリカ、中近東にてオーケストラとの共演やソロリサイタル、室内楽など幅広い演奏活動と、CD、ラジオ、テレビ放送への録音を行っている。同時にこれまで日本、英国、フィンランド、ドイツにおいて、才能ある子供のための音楽学校から音楽院に至る様々な教育機関で、また2003年よりドイツ、テュービンゲン市にPiano Coolege Maestroを開き、指導をしてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- アンサーゲーム