内容説明
音とは?音楽とは?音の持つ力や意味が独自の視点でやさしく語られる。音の大地を歩き続ける民族音楽学者の心弾むエッセイ集第3弾。
目次
1 日本の音―民俗と伝統
2 楽器 音具そして音響
3 海外へ―音楽の旅
4 中東―音の風景
5 クラシック音楽散歩
6 つれづれに
著者等紹介
水野信男[ミズノノブオ]
1937年岐阜県生まれ。東京藝術大学大学院修了。博士(文学)。民族音楽学。兵庫教育大学教授、国立民族学博物館教授(常勤併任)を経て、兵庫教育大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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qoop
5
音楽の根付く風景を求め世界中を訪ね歩く音楽民俗学者の旅ノート。中東の音楽文化への関心が結節点となっているとはいえ、洋の東西を問わず現地に赴く著者のフィールドの広さに驚く。同様に国内も、縄文の石笛から宝塚歌劇まで…というフットワークの軽さ! ライブの一回性を忘れさせる録音や、音の生まれた風土から切り離されたコンサート形式では味わえない生の感覚を思うと、音楽が溢れている現代の環境を多少批判的に見てしまう。どこにもつながっていないこれは果たしてどんな音楽なのか、と。2017/07/20
takao
1
ふむ2017/11/08