精霊を宿す国―青雷

佐伊【著】

リブレ（2023/08発売）

• サイズ 46判／ページ数 336p／高さ 19cm
• 商品コード 9784799763896
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

◆東洋BLファンタジーの大傑作がついに書籍化！
「何よりもお前を愛する、唯一無二。それが、半神だ」

精霊師は、必ず二人で一人。 一つの精霊を二人で分かち合う。
感情も五感も共有し、心を繋ぎ合わせる。
その唯一無二の存在を、彼らは半神と呼ぶ。
精霊師になるため修行の山に入ったオルガは、王位継承権を剥奪された王子キリアスと出会う。
オルガに精霊の中でも特別な神獣・青雷が宿っているのを見抜いたキリアスは、
強引に青雷と契約し、オルガの「半神」になってしまう。
キリアスに反発するオルガ。
自分の運命に巻き込んだ責任を取り、命をかけてオルガを守り抜くと誓うキリアス。
二人は精霊師の頂点、国を守る神獣師の修行を始めるが…！？

【登場人物】
オルガ：なぜか神獣「青雷」を宿す辺境育ちの少年。
出生の秘密があるようで…？

キリアス：最強クラスの力動を持ち、王に次ぐ力を持つ神獣師を目指す王子

ライキ：強い意志と力動で極貧から神獣師にのし上がった男。クルトの半神。

クルト：感情を失うように育てられた神獣師。ライキの半神。

内容説明

精霊師は、必ず二人で一人。一つの精霊を二人で分かち合う。感情も五感も共有し、心を繋ぎ合わせる。その唯一無二の存在を、彼らは半神と呼ぶ。精霊師になるため修行の山に入ったオルガは、王位継承権を剥奪された王子キリアスと出会う。オルガに精霊の中でも特別な神獣・青雷が宿っているのを見抜いたキリアスは、強引に青雷と契約し、オルガの「半神」になってしまう。キリアスに反発するオルガ。自分の運命に巻き込んだ責任を取り、命をかけてオルガを守り抜くと誓うキリアス。二人は精霊師の頂点、国を守る神獣師の修行を始めるが…！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しゅう]

全4冊揃えたので満を持して読み始めました。登場人物が多いと聞いていたのでメモを取りながら読んでいたのですが、操者と依代ペア・その新旧に加えて系譜も書いていたらぐちゃぐちゃにw まだまだ不明な事も多くさらに各ペアがそれぞれの重い過去を持っていて読み応えがあります。ただ主人公ペアがどうしてそこまで惹かれ合うようになったのかがちょっと分からないかな…。今のところイチオシはユセフスです♡

2024/04/23

[かいわれ]

大好きな作品の書籍化。佐伊先生の生み出す魅力的な世界感が光る精霊と共に生きる国を舞台とした長編ファンタジー。とにかく最後まで読んで欲しい。読み終わった後にはこの作品の虜になっているはず。佐伊先生はどうしたらこんなにすごい作品が書けるのかと思うはずです。そしてそれぞれの唯一無二の半神への想いと歩みに何度も胸を打たれます(基本2人で1つの精霊を宿す精霊師は、互いを半神と呼びます)。本当にどのカプもキャラクターも魅力的すぎるのです。全4巻、あの大団円を商業版でも見届けたいと思います。

2023/09/21

[mint]

大好きな作品の書籍化。こんなに嬉しいものなのかと発売を指折り数えておりました。書籍化に伴い加筆も多く、嬉しい反面、好きな表現が変更されている所もあってそこは少し残念に思ったり。まだ物語は序章ですが、徐々にオルガの出生の秘密が明らかになってきたところで次巻へ続きます。登場人物も多く最初は用語も難しいですが、どんどん世界に引き込まれること間違いないです。イラストも大満足で、新たな魅力が増えています。たくさんの方に読んでいただきたい作品です。